LP(ランディングページ)の構成パターン!売れるLPの鉄板要素も紹介

LP(ランディングページ)は、成約・売上に直結する重要なWebページです。

しかし、ただLPを作成するだけでは十分な効果は見込めません。

効果的なLPを構築するためには、成功パターンの構成と鉄板要素を理解し、適切に活用する必要があります。

そこで本記事では、LPの構成パターンから、さらに売れるLPを作成するための鉄板要素まで紹介します。Webマーケティングの成果を最大化するためにも、ぜひ参考にしてください。

LP(ランディングページ)の基本構成・流れ

では早速、LP(ランディングページ)の基本構成と流れを解説します。

  1. ファーストビュー|第一印象を決める重要部分
  2. ボディ|ユーザーへの利点を伝える部分
  3. クロージング|疑問の払拭と行動を促進させる部分

ファーストビュー|第一印象を決める重要部分

ファーストビューは、訪問者の第一印象を決定づける重要な部分です。

サイトの目的や価値を明確に伝えて、次のセクションへの移動を促す役割も果たします。

ファーストビューで注意を引けない場合、ユーザーは離脱してしまいがちです。

魅力的なヘッダー画像、キャッチコピーを配置して、訪問者の関心を引きつけましょう。

ファーストビューを構築するうえでのポイントはこちらの記事で詳しく解説しています。あわせて参考にしてください。

ファーストビューとは?7つの設計ポイントやデザインの参考事例を紹介

ボディ|ユーザーへの利点を伝える部分

ボディ部分では、製品やサービスの特徴と訪問者にとっての利点を詳細に伝えます。

【ボディに入れたい内容】

  • 商品・サービスの魅力・特徴
  • 体験談
  • 導入事例
  • 利用者の声など

具体的なデータや統計、競合との差別化ポイントを用いて、提供する価値を強調しましょう。

利点を伝える際は、単に特徴を羅列するのではなく、訪問者の問題をどのように解決するかを明確にすることが重要です。

また、情報をわかりやすく視覚化するために、画像やグラフなどのビジュアル要素を取り入れましょう。

クロージング|疑問の払拭と行動を促進させる部分

クロージングでは、訪問者の疑問を払拭し、行動を促すことが目的です。

よくある質問(FAQ)への回答や、実際の利用者の声などを提供することで、訪問者の不安を解消します。

また、効果的なCTAを再度提示し、訪問者に具体的なアクション(購入や問い合わせ、資料請求など)を促しましょう。

訪問者が最終的な決断を下すための最後の後押しとなり、成功の鍵を握る部分です。

売れるLP構成の鉄板要素7つ

では、売れるLP構成の鉄板要素を7つ解説します。

  1. キャッチコピー
  2. アイキャッチ画像
  3. 中間のCTA(アクション喚起)ボタン
  4. 導入文
  5. 商品・サービスの情報
  6. 利用者の声・よくあるFAQ
  7. 購入・申し込みフォーム

キャッチコピー

キャッチコピーは、LPページの中心的なメッセージを伝える要素です。

製品やサービスの主要な利点や特徴を、短く強調させながら表現する必要があります。

具体的なターゲットユーザーを設定して、訪問者の注意を引き、関心を喚起する効果的なキャッチコピーを考えましょう。

アイキャッチ画像

アイキャッチ画像は、訪問者の視覚に訴える強力な要素です。

製品やサービスの魅力を視覚的に伝えることにより、訪問者の興味を引きつけましょう。

高品質で関連性の高い画像を使用することで、訪問者の好奇心を刺激し、ページに留まる時間を延長させる効果があります。

中間のCTA(アクション喚起)ボタン

中間のCTAボタンは、訪問者をページ内の次のステップへと導くために配置されます。

訪問者に対して具体的なアクション(購入や申し込み、詳細情報の要求など)を促す役割を果たします。

次にどんなアクションをするのか想像できるような文言にすることで、クリック率も高まるでしょう。

導入文

導入文は、製品やサービスの背景やコンセプトを説明するために用いられます。

訪問者の興味を引きつけ、続きを読みたいと思わせることが重要です。

訪問者に対して製品やサービスの目的や価値を明確に伝えて、具体的で説得力のある導入文を考えましょう。

商品・サービスの情報

商品やサービスの詳細情報は、訪問者が購入の意志決定を下す際の重要な要素です。

特徴や魅力・メリット、使用方法、価格など、製品やサービスに関する包括的な情報を提供します。

競合との違いや利用するメリットも説明して、訪問者に興味を持ってもらうことが重要です。

利用者の声・よくあるFAQ

利用者の声やFAQセクションは、訪問者に対して製品やサービスの信頼性と実用性を示すために使用されます。

ターゲットユーザーのニーズに合わせた内容を掲載しましょう。

説得力のある内容は、訪問者の不安を払拭して、購入意欲を促進できます。

購入・申し込みフォーム

購入・申し込みフォームは、KPページの最終目的を達成するための重要な要素です。

訪問者に具体的なアクションを促す役割を果たします。

簡潔で使いやすいフォームを設置することで、訪問者がスムーズにアクションを完了できるようにしましょう。

LP構成(ワイヤーフレーム)の作り方2ステップ

続いて、LP構成(ワイヤーフレーム)の作り方を2ステップに分けて解説します。

  1. ページレイアウトを決定する
  2. レイアウトに要素を組み込む

ページレイアウトを決定する

LPの構成を作るにあたって、最初のステップはページレイアウトを決定することです。
ページの全体的なフレームワークとフローを設計します。

訪問者の視線が自然に流れるように、直感的なレイアウトを考えることが重要です。

例えば、商品の販売を目的とするLPでは、製品の魅力を際立たせるビジュアルを前面に出すレイアウトが適しています。

ページの目的やターゲットユーザーを考慮し、最適なレイアウトを選定しましょう。

レイアウトに要素を組み込む

次のステップは、具体的な要素(テキストや画像、CTAボタンなど)をレイアウトに組み込むことです。

設計したレイアウトに沿って、キャッチコピー、アイキャッチ画像、製品情報、証言などの要素を配置します。

各要素は、レイアウトの流れに合わせてバランスよく配置し、訪問者がページをスムーズに読み進められるように工夫しましょう。

また、CTAボタンやフォームなどのアクションを促す要素は、訪問者の注目を引く位置に配置することが重要です。

LP構成を考えるときの重要ポイント5つ

それでは、LP構成を考えるときの重要ポイントを5つ解説します。

  1. ターゲットユーザー目線で作成する
  2. 最も届けたい内容をファーストビューに入れる
  3. 見出しだけで要点が伝わる内容にする
  4. 事前のリサーチに多くの時間を割く
  5. 複数パターンのLPを作成してテストする

ターゲットユーザー目線で作成する

LPの構成を考える際には、ターゲットとなるユーザーのニーズと視点を常に意識しましょう。

ターゲットユーザーが抱えている課題を理解し、求めている内容を提供することが重要です。

ユーザーの視点に立つことで、より響くメッセージと効果的なデザインを創り出せます。

最も届けたい内容をファーストビューに入れる

ファーストビューには、最も重要なメッセージや情報を配置しましょう。

訪問者が最初に目にする部分なので、興味を引き、ページに留まる動機を与えます。

最も伝えたい内容を明確にし、魅力的に提示しましょう。

見出しだけで要点が伝わる内容にする

見出しは、ページの内容を効果的に伝えるためのキーポイントです。

訪問者がページを一読しただけで、各セクションの要点を理解できるように、見出しを工夫しましょう。

分かりやすい見出しは、ページ全体を読み進めるきっかけにもなります。

事前のリサーチに多くの時間を割く

効果的なLPを作成するために、事前のリサーチに十分な時間をかけましょう。

訪問者へ信頼性や説得力を伝えるためにも、念入りなリサーチは欠かせません

市場のニーズや競合他社の戦略、ターゲットユーザーの行動パターンなどを把握することで、より効果的なLPを設計できます。

複数パターンのLPを作成してテストする

少しでも早く成果に結びつけるために、複数パターンのLPを作成してテストすることも大切です。

1つのパターンしかなければ、それがベストな構成なのか分析できません。

異なるデザインやコンテンツ、CTAの配置などを試して、どの要素が最も高い効果をもたらすかを分析します。

A/Bテストを活用しながら、最適なLPの構成を見つけ出しましょう。

LP構成の作成に役立つフレームワーク

では最後に、LPの構成を作成するうえで役立つ3つのフレームワークをご紹介します。

  1. AIDMAの法則
  2. AIDCASの法則
  3. 新PASONAの法則

AIDMAの法則

AIDMAの法則は、消費者の購買行動プロセスを理解するのに役立つフレームワークです。
消費者心理を分析したマーケティング手法で、LPにもよく利用されています。

AIDMAの法則は、以下5つの流れで構成されています。

  • Attention:注意
  • Interest:興味
  • Desire:欲望
  • Memory:記憶
  • Action:行動

訪問者の注意を引き、興味を喚起し、最終的にアクションにつなげることが可能です。

AIDCASの法則

AIDCASの法則は、AIDMAの法則に似ていますが、Conviction(確信)とSatisfaction(満足)の2つの段階を加えたものです。

AIDCASの法則は、以下6つの流れで構成されています。

  • Attention:注意
  • Interest:興味
  • Desire:欲望
  • Conviction:確信
  • Action:行動
  • Satisfaction:満足

消費者が製品やサービスに対して確信を持ち、購入後に満足することを目指しています。

新PASONAの法則

新PASONAの法則は、ターゲットが直面している問題を理解し、適切なアプローチと解決策を提案するフレームワークです。

新PASONAの法則は、以下5つの要素で構成されています。

  • Problem:問題
  • Affinity:親近感
  • Solution:解決
  • Offer:提案
  • Narrow down:絞り込み
  • Advantage:利点

ターゲットのニーズに直接的にアプローチし、説得力のあるコンテンツを作成できます。

まとめ:LP(ランディングページ)の構成にこだわってCVアップを実現させよう

LPの構成は、Webサイトのコンバージョン率を大幅に向上させる鍵となります。

ターゲットであるユーザーの視点を念頭に置きながら、最適な構成を見極めて設計しましょう。

また、フレームワークを適用することで、より効果的なコンテンツを作成できます。

訪問者の関心を引きつけるLPを作成することで、コンバージョン率を高めましょう。