求人サイトの中でも圧倒的な掲載数と集客力を誇るIndeed(インディード)。基本的に無料で求人を掲載できる媒体ですが「有料との違いが分からない」「費用対効果が見込めるのか不安」など、悩みを抱える採用担当者も少なくありません。
そこで本記事では「なるべく安く」「無駄なく」「効果的に」人材を採用したい企業に向けて、Indeedの掲載料の仕組みや無料と有料の違い、費用の目安まで解説します。
この記事の内容
- Indeed(インディード)の有料掲載と無料掲載との違い
- Indeed(インディード)の有料掲載と無料求人掲載のメリット・デメリット
- Indeed(インディード)の掲載料が無料になるのはなぜ?
- Indeed(インディード)の有料掲載にかかる料金
- Indeed(インディード)の掲載料が請求されるタイミングは2パターン
- Indeed(インディード)の有料掲載は予算の上限を設定できる
- Indeed(インディード)の有料掲載とアルゴリズムの関係性
- Indeed(インディード)で有料掲載する効果・メリット
- Indeed(インディード)で有料掲載する際の注意点
- Indeed(インディード)で効率的に応募を集めるなら代理店の活用がおすすめ
- Indeed(インディード)で優秀な人材を採用するなら正規代理店のワンページ
- Indeed(インディード)の有料掲載をうまく活用して求人広告の費用対効果を高めよう
Indeed(インディード)の有料掲載と無料掲載との違い
Indeedの求人掲載において、有料と無料の違いは以下のとおりです。
項目 | 無料掲載 | 有料(スポンサー求人)掲載 |
---|---|---|
求人作成・公開・編集 | ◯ | ◯ |
応募管理画面の利用 | ◯ | ◯ |
求人の表示回数 | 競合や状況による | 増加する(検索上位に表示されやすい) |
採用市場レポートの閲覧 | ◯ | ◯ |
企業ページの利用 | 基本設定のみ | 企業ページプレミアムが利用可能 |
応募管理・レポート機能 | 基本的な機能 | より高度な分析機能 |
「注目の企業」機能 | × | ◯ |
Indeed PLUSの利用 | × | ◯(複数求人サイトに同時掲載が可能) |
特に違うのが、有料版のみで利用できる「注目の企業」機能や、Indeed PLUSです。これらは、求人情報の露出増にもつながりやすく、効率的に応募を増やしたい場合に最適です。
Indeed PLUSの特徴やメリットについては、こちらの記事をご覧ください。

Indeed(インディード)の有料掲載と無料求人掲載のメリット・デメリット
Indeedを利用する際、有料掲載と無料掲載のどちらを選ぶか迷う方もいるでしょう。そこで、以下に両者のメリット・デメリットをまとめたので、参考にしてみてください。
有料掲載のメリット・デメリット
有料掲載(スポンサー求人)は、短期間で応募数を増やしたい時や、競合が多い職種の採用に効果的です。
以下に、メリットとデメリットをまとめました。
メリット | ・求人が上位表示されやすく、求職者の目に留まりやすくなる ・表示回数やクリック数など詳細に分析でき、改善に活かせる ・「注目の企業」表示やプレミアム企業ページなど、ブランディング強化に有効になる ・Indeed PLUSを通じて他の求人媒体にも掲載できる ・複数の求人を同時に有料・無料で使い分けて柔軟に掲載できる |
---|---|
デメリット | ・応募がなくてもクリックされれば費用が発生する ・運用ノウハウがないと、費用がかさみ成果が出ないリスクがある ・効果を高めるには、定期的な原稿改善や分析が必要になる |
上記の特徴から、Indeedの有料掲載が向いている企業は、以下のようなケースです。
- 採用スケジュールに余裕がなく、短期間で人材を確保したい
- 競争率が高い職種での採用に課題を感じている
- 自社で運用・改善を回せる体制があり、広告の成果を数値で管理・改善できる
自社の採用課題や状況に合わせて、検討するとよいでしょう。
無料掲載のメリット・デメリット
続いて、無料掲載のメリットとデメリットは、以下のとおりです。
メリット | ・求人作成・公開・編集すべて無料でできる ・掲載原稿数に制限がなく、職種や勤務地別に複数原稿を出せる ・掲載期間の制限がなく、中長期の採用活動に対応できる ・他媒体と併用して応募経路を拡大できる |
---|---|
デメリット | ・競合に埋もれやすく、表示順位が低くなる可能性がある ・応募が集まるまでに時間がかかりやすい ・原稿作成や運用の工夫が必要で、放置していると効果が出にくい ・掲載基準に満たない場合は、非承認になる可能性がある |
このような特徴から、無料掲載は以下のような企業に向いているといえます。
- 採用予算が限られていて、まずは費用をかけずにスタートしたい
- すぐの採用ではなく、良い人材がいれば採用したい
- 他の求人媒体をすでに利用していて、応募チャネルを広げたい
一方で「今すぐ応募がほしい」「採用活動にリソースを割けない」という企業は、有料掲載の併用も検討するとよいでしょう。
Indeed(インディード)の掲載料が無料になるのはなぜ?
Indeedで費用が発生するのは、有料広告(スポンサー求人)を掲載し、クリックされた場合のみです。ここで、掲載料がなぜ無料なのか疑問に感じる方もいるでしょう。
その答えは、求職者目線の利便性とIndeedのビジネスモデルにあります。
- 求職者を第一に考えるIndeed
- 無料掲載できる条件と掲載期間の目安
求職者を第一に考えるIndeed
Indeedは、月間2,390万人以上(2025年6月時点)が利用する国内最大級の求人検索サイトです。
このサービスの最大の強みは「検索すればすぐに、たくさんの求人情報が見つかる」点。そのため、Indeedとしては掲載数そのものを最大化するのが重要です。
仮に有料掲載だけに限定してしまえば、企業の参入障壁が高くなり、結果として求職者が探せる求人数が減りかねません。
そのため「とにかく多くの求人がある状態」がユーザー満足度を高めるため、Indeedは無料掲載をベースにしているといえます。
無料掲載できる条件と掲載期間の目安
無料掲載が可能とはいえ、登録さえすれば必ず求人掲載できるとは限りません。
掲載するには、Indeedの求人掲載基準を満たすのが大前提です。これに従って正しく求人を作成すれば、審査通過後に無料掲載が開始されます。
また、無料の掲載期間に関しては、明確な制限が設けられていません。
ただし、掲載後は最新情報に更新し、求人内容の鮮度を保つようにしましょう。
そして「採用が決まった」「一時的に募集を止めたい」場合は、求人のステータスを変更して求人を一時休止できます。
さらに、採用が完了し掲載を終了したい場合は、ステータスを「募集終了」にすれば、掲載をストップできます。
参考:Indeed 求人情報の編集・休止・終了方法 – ダッシュボード操作
Indeed(インディード)の有料掲載にかかる料金
採用担当者として、予算の見通しが立たなければ有料掲載するのに躊躇するでしょう。
ここでは、Indeedの有料掲載にかかる料金の仕組みやクリック単価の相場を解説します。
- Indeedの有料掲載はクリック課金型
- クリック単価の料金相場は40円~350円
Indeedの有料掲載はクリック課金型
Indeedの有料掲載は、クリック課金型を採用しています。これは、求人がクリックされた分だけ課金される方式で、表示されただけで費用は発生しません。
<クリック課金型の特徴>
- クリックされた場合のみ、費用が発生する
- クリック単価は業界・職種・エリアごとに異なる
無駄な支出を避けたい企業にとっては、費用対効果を意識した運用が見込めるでしょう。
クリック単価の料金相場は40円~350円
クリック単価の目安は、40円〜350円が一般的です。ただし、この単価は一律ではなく、業種や職種ごとの競合状況によって変動するでしょう。
以下は、クリック単価の参考レンジです。
一般事務・販売・軽作業など | 40〜150円程度 |
---|---|
クリエイター | 50〜100円 |
飲食・介護・物流関連 | 100〜300円程度 |
営業・コールセンター | 200〜350円程度 |
医療・建設・エンジニア | 300〜530円程度 |
現在、Indeedではクリック単価を自動設定のみで対応しています。AIが相場を見ながら、適正なクリック単価を自動で調整してくれます。
予算管理のためにも、募集職種におけるクリック単価を確認し、無駄のない採用計画を立てるところから始めてみてください。
Indeed(インディード)の掲載料が請求されるタイミングは2パターン
Indeedの掲載料が請求されるタイミングは、以下の2つです。
- 利用金額が100,000円に達したとき
- 月間の広告費が100,000円未満の場合は、月末締めで翌月初に請求
有料掲載の一度の請求上限は、100,000円です。広告費の累計がこの金額に達した時点で、登録済みのクレジットカードから自動的に請求されます。
- <例>クリック単価が200円の場合→500クリック(=100,000円)に達した時点で決済
一方で、月間の広告費が100,000円未満だった場合は、月末で締め、翌月の初めにまとめて請求されます。
- <例>広告費が30,000円だった場合→翌月のカード利用分として決済
参考:【公式】Indeed(インディード)料金の仕組みを解説
また、求人広告は、掲載を停止しない限り表示され続ける点に注意しましょう。仮に採用が決まったあとも広告がクリックされれば、意図せず広告費がかかり続けてしまう可能性があります。
採用が完了したら、必ず「掲載停止」もしくは「終了」操作を管理画面で実施してください。
Indeed(インディード)の有料掲載は予算の上限を設定できる
Indeedの有料掲載では、掲載前に予算設定が可能です。
この設定をしておくと、あらかじめ決めた金額を超えて請求されることはなく、費用管理がしやすいでしょう。

出典:Indeed
<予算の設定手順(管理画面での操作)>
- 求人一覧画面で該当の求人にチェックを入れる
- 画面右上の「予算を変更」ボタンをクリック
- 希望する広告予算を入力し、保存
このように、設定操作は非常にシンプル。PC操作が苦手な方でも、直感的に進められます。
さらに便利なのが「自動調節設定」機能です。この機能を使えば、設定した予算に合わせて、クリック単価を自動で調整してくれます。
<自動調節設定の特徴>
- 1日単位または1か月単位で予算を設定可能
- 予算内で最適な掲載効果を目指して、クリック単価が変動
- 手動での単価調整は不要
この仕組みによって、手間をかけずに予算内で効率的に運用できます。忙しい中小企業の担当者にとって、非常にありがたい機能といえるでしょう。
参考:Indeed 予算設定・解除方法 – ダッシュボード操作
Indeed(インディード)の有料掲載とアルゴリズムの関係性
「予算を多くかければ、Indeedの検索結果で上位表示されるのでは?」
そのような疑問を持つ方は多いかもしれませんが、Indeedの上位表示は単純に広告費だけで決まるとは限りません。
Indeedは、検索結果の表示順位を決定するアルゴリズムの詳細を公開していませんが、以下のような項目が関係しているとされています。
- クリック単価
- 求人内容の質
- 検索キーワードとの関連性
- 過去のユーザー行動
- 位置情報
仮に高いクリック単価を設定しても、求職者の検索意図に合っていない求人は上位に表示されにくいのがIndeedの特徴です。
つまり、広告費は「条件のひとつ」にすぎず、求人の内容や構成、キーワードの選定が重要といえるでしょう。
Indeedで上位表示するコツは、以下の記事を参考にしてみてください。

Indeed(インディード)で有料掲載する効果・メリット
Indeedで有料掲載する効果やメリットは、主に以下の5つです。
- 求人の露出度が増える
- 予算に応じて掲載できる
- 「注目の企業」として掲載される可能性がある
- 掲載内容をいつでも編集できる
- Indeed PLUSが利用できる
求人の露出度が増える
有料掲載では「スポンサー求人」としてIndeed内の上部や目立つ位置に表示される傾向があります。
無料掲載に比べて目に触れる回数が増えるため、クリック数や閲覧数、ひいては応募数の伸びにつながるでしょう。
特に「金融」「IT」など競合の多い業種では、無料枠では競合に埋もれかねません。
短期間で結果を出したい場合や、採用が難しい職種には、有料掲載を検討してみてください。
予算に応じて掲載できる
Indeedの有料掲載は「クリック課金型」。1日あたりの上限予算や月額上限の設定が可能なので、無理なく予算内で運用できるのが特長です。
たとえば「1日5,000円以内で運用」「応募が集まってきたら一時停止」など、状況に応じて柔軟に調整できます。
「採用にコストはかけたいが、無駄打ちは避けたい」そのような企業に最適な仕組みです。
「注目の企業」として掲載される可能性がある
有料掲載を活用している企業の一部は、検索結果画面にて「注目の企業」としてピックアップされる可能性があります。
この枠では、会社のロゴと一緒に求人が表示され、求職者の視線を引きつける効果が期待できるでしょう。
特に、モバイル端末での閲覧時はロゴの存在感が大きく、応募率が通常より高まる傾向もあります。
「ブランド認知を高めたい」「会社の雰囲気を印象付けたい」という場合に、最適な選択肢です。
掲載内容をいつでも編集できる
Indeedの有料掲載は、原稿の修正・予算の調整・掲載停止などをすべてリアルタイムで自社で管理可能です。
「応募が来ないから職種名を変更」「給与の表現をもっと魅力的に見せたい」など、現場の判断ですぐに動けるのは大きなメリットです。
ただし、修正のしすぎは掲載順位に影響する可能性もあるため、パフォーマンスデータをもとに計画的に改善していくとよいでしょう。
Indeed PLUSが利用できる
Indeedで有料掲載すると「Indeed PLUS(インディードプラス)」という拡張配信機能が利用できる場合があります。
これにより、タウンワークやリクナビNEXTなど、他の大手求人サイトにも自動的に求人が掲載されるチャンスが生まれるでしょう。
たとえば「Indeedでは応募が少ない職種」でも、別の媒体で反応がある可能性が広がります。自社の求人が思いもよらない求職者の目に届くこともあり、採用の機会が広がるのがこの機能の魅力です。
Indeed(インディード)で有料掲載する際の注意点
Indeedで有料掲載する際は、以下の点に注意しましょう。
- 応募を集めるには中長期的な運用が欠かせない
- 有料掲載してもすぐに応募が集まるとは限らない
応募を集めるには中長期的な運用が欠かせない
安定した応募を獲得するためには、継続的な運用と改善の積み重ねが欠かせません。
もし応募率が思うように伸びない場合は、以下の点を見直してみましょう。
- 職種名が検索されやすいキーワードになっているか
- 仕事内容が具体的かつ魅力的に表現されているか
- 給与や待遇の表記に不明点がなく、納得感があるか
また、Indeedの管理画面で確認できる表示回数・クリック率・応募率などのパフォーマンスデータも活用してみてください。
有料掲載してもすぐに応募が集まるとは限らない
Indeedでは、有料掲載をスタートしてすぐに効果が出るとは限りません。
特に競合が多いエリアや職種では、露出を増やしても応募につながるまでに一定の時間がかかるケースが一般的です。
そのため、以下のような運用スタンスが重要になります。
- 定期的に原稿を改善・更新する
- 採用状況に応じてクリック単価や予算を調整する
- ターゲットに合った情報発信を継続する
求人掲載は「その後どう改善するか」が成果を左右するといえます。
Indeed(インディード)で効率的に応募を集めるなら代理店の活用がおすすめ
Indeedで効果的に応募を集めるには、原稿改善・キーワード選定・予算調整など、継続的な運用が欠かせません。しかし、限られたリソースでこれらすべてに対応するのは現実的に難しい企業も多いでしょう。
そこで頼りになるのが、Indeed運用に特化した代理店の存在です。媒体特性やアルゴリズムを熟知したプロが、応募効果を最大化する原稿作成や配信設計を支援してくれます。
「応募は来るがミスマッチが多い」「改善したくても手が回らない」と感じているなら、代理店の力を借りると、効率よく成果につながる採用活動が実現するでしょう。
まずは一度相談してみるのも、選択肢です。
Indeed(インディード)で優秀な人材を採用するなら正規代理店のワンページ
所在地 | 〒460-0002 愛知県名古屋市中区丸の内2丁目 14-16 河合ビル6F |
---|---|
電話番号 | 052-223-0200 |
設立日 | 2017年4月 |
公式サイト | https://onepage.co.jp/ |
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Indeed(インディード)の有料掲載をうまく活用して求人広告の費用対効果を高めよう
求人広告は「掲載して終わり」ではなく「どう活用するか」が成果を左右します。
成果の即効性が見えにくい採用活動において、数値をもとに改善できるIndeedの有料掲載は、コストを最適化する強力な手段です。計画的な運用で、採用の質と効率を高めましょう。