採用のトレンド7選!ユニークで効果的な手法を紹介|2024年6月

優秀な人材を効率よく確保するには、トレンドに合わせた採用手法と戦略を選択することが重要です。採用手法や戦略を間違えると、金銭的・時間的コストが無駄になりかねません。

本記事では、新卒・中途採用のトレンドや、採用手法のトレンド、採用戦略と対策について解説します。「効率よく採用活動を進めたい」「自社に合う人材を確保したい」という方は、参考にしてください。

新卒・中途採用のトレンド!市場とその動向

採用活動を成功させるには、新卒・中途採用のトレンドを押さえることが大切です。新卒・中途採用のトレンドや、採用市場の動向について解説します。

新卒採用市場とその動向

新卒採用市場とは、学生が大学や専門学校を卒業後、企業に入社するための市場です。日本では、毎年春に大学や専門学校の卒業生が新しい職に就きます。近年、デジタル化の進展や国際化の影響で、企業は技術力や外国語能力を持つ人材を求める傾向にあります。

また、経済状況や社会情勢によって、採用数が大きく変動することも少なくありません。例えば、経済が停滞する時期には、採用数が減少する傾向が見られます。逆に、経済状況が良いときは、多くの企業が積極的に新卒を採用します。

近年の新卒採用市場は、コロナ禍からの採用意欲の回復がより鮮明になっており、企業は採用母集団を集めるのに苦戦している状態です。採用の早期化が進行しており、3月までに4割が内定を出している状況です。内定率はコロナ禍前の高水準を維持しており、売り手市場感もコロナ禍前と同水準となっています。

参考:キャリタス就活「新卒採用マーケットの分析2024年卒 就職・採用戦線総括

中途採用市場とその動向

中途採用市場は、すでに職業経験を持つ人材が新たな職場に移るための市場です。日本における中途採用は、特定のスキルや即戦力となる人材の確保が目的で行われます。技術進化や業界の変化に迅速に対応するため、多くの企業が経験豊富な人材を求めています。

労働人口の減少に伴い、中途採用の需要が高まっているのが現状です。キャリアアップを求める個人の増加も、中途採用市場の活性化を促している要因の1つ。企業は、多様なバックグラウンドを持つ人材を採用することで、イノベーションの促進や業務の効率化を図っています。

近年の中途採用市場では、求人数がやや増加し、転職希望者はやや減少。全体的な転職求人倍率は上昇しています。転職求人倍率は全体では2.77となっているものの、コンサルティングや人材サービスでは8.00を超えており、業種によって差が大きい状態となっています。

参考:doda(デューダ)「転職求人倍率レポート(2024年3月)

採用におけるトレンド

2024年の採用におけるトレンドは、以下の通りです。

  1. コロナ禍以降も売り手市場が続いている
  2. 未経験者採用の需要が高まっている
  3. 在宅やフルリモート勤務の人気が高い
  4. 「採用できても定着しない」課題が深刻化している

それぞれ解説します。

コロナ禍以降も売り手市場が続いている

2024年の採用トレンドとして、コロナ禍以降も売り手市場が続いている状態が注目されています。この状況は、労働力人口の減少と特定スキルに対する高い需要が原因で、求職者が選択肢を広く持てる環境ともいえるでしょう。特に、IT分野やヘルスケア分野などの専門的なスキルを持つ人材への需要が高く、企業間での人材獲得競争が激化しています。

企業は、優秀な人材を引きつけるために、柔軟な働き方やキャリア開発の支援、高い報酬などを提示して採用活動を行っています。多様なバックグラウンドを持つ人材の採用にも力を入れており、働きやすい職場環境の構築も重要な課題です。

未経験者採用の需要が高まっている

未経験者の採用需要が高まっているのも、近年の採用トレンドの1つです。多様な視点や新しいアイデアを求める企業が増えているのが大きな要因でしょう。技術の進化により、必要なスキルセットが急速に変化しているため、未経験者でも短期間の研修やオンボーディングプログラムを通じて迅速に育成できる環境が提供されています。

企業は、未経験者でも採用しやすい環境を整えるために、教育制度を強化しています。これにより、短期間でも未経験者が早期に貢献できるようにサポートする体制が確立されつつあります。

在宅やフルリモート勤務の人気が高い

近年は、在宅やフルリモート勤務の人気が高まっているのもポイントです。コロナ禍を経て、多くの企業がリモートワークの有効性を認識し、継続的にその運用を採用しています。在宅ワークやフルリモート勤務といった勤務形態は、従業員のワークライフバランス向上など、多くの利点をもたらします。

企業側もリモートワークを導入することで、地理的な制約なく幅広い人材プールから採用が可能になります。また、オフィス維持費の削減や従業員の満足度向上など、経済的なメリットを享受している企業も少なくありません。

「採用できても定着しない」課題が深刻化している

採用トレンドの中には、「採用できても定着しない」という問題点もあります。入社前後のギャップや人間関係の問題、キャリアアップの機会が限られていることなどが主な原因として挙げられます。

企業は、採用後におけるオンボーディングプロセスの充実、メンター制度の導入、継続的なキャリア支援プログラムを提供することにより、新入社員の職場への適応を支援しようとしています。

しかし、これらの取り組みが不十分な場合、従業員の早期離職が発生し、結果として高い離職率につながります。

この問題に対処するためには、採用プロセスにおける透明性を高め、実際の職場環境や職務内容について正確な情報を提供することが重要です。また、従業員が職場に満足し、長期的に勤務するための環境を整えることが、企業にとって不可欠となっています。

採用手法のトレンド7選

採用手法のトレンドは、以下の7つです。

  1. ダイレクトリクルーティング
  2. リファラル採用
  3. ソーシャルリクルーティング
  4. 採用ミートアップ
  5. アルムナイ採用
  6. 転職フェア
  7. SNS活用のユニークな採用

一つひとつ解説します。

ダイレクトリクルーティング

ダイレクトリクルーティングとは、企業が直接、特定の候補者にアプローチする採用手法です。一般的な求人広告を通じた採用と異なり、企業が求める能力や経験を持つ特定の人材を積極的に探し出し、直接連絡を取ります。専門的なスキルが求められる職種や、高度な経験を必要とするポジションにおいて効果的な採用手法です。

ダイレクトリクルーティングにより、企業は効率的に求める人材を獲得できる一方で、候補者も自身のスキルが評価されていると感じられます。

リファラル採用

リファラル採用は、既存の従業員や関連するネットワークを通じて新たな人材を推薦してもらう採用手法です。従業員が自分の職場を知っている友人や前職の同僚を推薦することで、企業は信頼できる情報に基づいて候補者を評価できます。

従業員が早期に職場に適応できる、長期間在籍する傾向があるなどの理由から、積極的に利用する企業も少なくありません。また、従業員が推薦することによるモチベーション向上や、職場のチームワーク強化にも効果的です。

ソーシャルリクルーティング

ソーシャルリクルーティングは、ソーシャルメディアプラットフォームを活用した採用手法です。LinkedInやFacebook、X(旧Twitter)などのプラットフォームを通じて、企業は職務内容や企業文化を紹介し、広範囲の候補者にアプローチできます。特に若年層にリーチするのに有効な手法です。

ソーシャルメディアを利用することで、企業は自社ブランドの魅力を高められるのもポイントの1つ。候補者からの直接的なフィードバックや質問に応じることで、よりパーソナライズされたコミュニケーションが可能です。

採用ミートアップ

採用ミートアップとは、企業が潜在的な候補者と直接交流できる採用手法です。

このイベントでは、企業が自社のプロジェクトや文化を紹介し、参加者との対話を通じて互いの適合性を探ります。採用ミートアップは、リラックスした雰囲気で行われるため、参加者はより自然体で企業の代表者と接することができます

スタートアップやテクノロジー関連の企業において好まれる手法で、創造的な才能や特定の技術を持つ人材を対象に利用されます。採用ミートアップを通じて、企業は候補者の人柄やチームへの適合性を直接確認できるため、有効な採用判断をするための貴重な情報を得られるでしょう。

アルムナイ採用

アルムナイ採用とは、企業が過去に勤務していた元従業員を再び採用する手法です。すでに企業文化や業務内容を理解している人材を効率的に採用するために利用されます。元従業員は研修の必要が少なく、迅速に業務を開始できるため、即戦力としての価値が高いとされています。

アルムナイ採用によって、企業は長期的な人材ネットワークを構築し、組織に対する忠誠心やエンゲージメントを高める効果があります。また、元従業員が他の企業や業界で得た経験を持ち帰ることで、新たな視点やスキルが組織内にもたらされることも期待されます。アルムナイ採用は、人材の流動性が高まっている現代の労働市場において、有効な戦略の1つです。

転職フェア

転職フェアは、多数の企業が一堂に会し、求職者と直接面接や情報交換を行うイベントです。参加者は様々な業界や職種の企業と直接コンタクトを取り、職務内容や企業文化、キャリアアップの機会について理解を深められます。求職者にとっては、自分の選択肢を広げ、異なる業界や職種について学ぶ良い機会となるでしょう。

企業にとっても、複数の候補者と面接を行い、多様な才能と出会う場となります。転職フェアは、効率的に即戦力を求める場合にも有効な手法です。また、転職フェアを通じて企業は自社ブランドの認知度を高められるため、魅力的な雇用主としてのイメージ構築にもつながります。

SNS活用のユニークな採用

SNSを活用したユニークな採用方法として、インタラクティブなコンテンツを用いたアプローチがあります。例えば、企業がクイズや仕事に関連する課題をSNS上で展開し、参加者の解答を通じて能力を見極める方法です。他にも、企業が日常の業務風景をライブストリーミングで公開したり、リアルタイムで質問を受け付けたりすることで、候補者との双方向のコミュニケーションを図ります。

SNSを活用することで、企業は候補者の興味を引きつけるだけでなく、企業文化や職場の雰囲気をリアルに伝えられます。SNS採用は、特に若年層やデジタルに精通した層に効果的であり、ブランドの認知度向上も期待できる手法です。

トレンドに合わせた採用戦略と対策

トレンドに合わせた採用戦略と対策について解説します。

  1. 採用計画を策定する
  2. 採用期間を想定する
  3. 複数の採用方法を取り入れる
  4. 競合他社の採用方法を参考にする
  5. 採用活動の外部委託も検討する

一つひとつ見ていきましょう。

採用計画を策定する

採用計画を策定する際は、まず企業の現在の人員状況と将来のビジネス目標を評価することから始まります。現状に基づいて、必要な職種や人材の数を明確に定義するのがポイントです。

次に、ターゲット候補者のプロフィールを特定し、採用方法を検討します。採用活動にかける予算やスケジュールも考えながら、無理のない計画を立てることが重要です。効果的に採用するためには、採用プロセスの継続的な評価、必要に応じた計画調整も重要です。

採用期間を想定する

採用期間の決め方は、採用計画に基づいて行われます。

まず、必要な人材を確保するための具体的な時期や期限を定めます。

例えば、プロジェクトの開始日や業務のピークシーズンに合わせて、適切なタイミングで人材が働き始められるよう計画することが重要です。

採用活動の期間は、募集から選考、内定、入社までの流れを考慮に入れ、通常は数週間から数ヶ月を想定します。業界や職種によって求人市場の状況が異なるため、それに合わせて採用期間を調整することが大切です。

応募者が多数いる場合や選考プロセスが複雑な場合は、採用期間を長めに設定しておきましょう。

複数の採用方法を取り入れる

複数の採用方法を取り入れることは、効果的な人材獲得を実現するために有効な戦略です。

例えば、新卒採用と中途採用を併用することで、若手の育成と即戦力の確保の両立を目指します。

リファラル採用の導入により、既存の従業員ネットワークから質の高い候補者を推薦してもらうのも戦略の1つです。

また、ソーシャルリクルーティングやダイレクトリクルーティングを活用することで、より広範囲の候補者にアプローチできます。企業に適した人材を見つけ出すには、複数の手法を組み合わせて、異なる背景やスキルを持つ人材を広く確保することが重要です。

競合他社の採用方法を参考にする

競合他社の採用方法を参考にする際は、まず競合がどのような採用手法を採用しているかを把握するところから始めましょう。成功している採用戦略や革新的なアプローチを分析し、自社のニーズに合わせて適応できるかを考えます。

業界内でのトレンドや効果的な採用ツール、プラットフォームの使用状況などは、特に注目したいポイントです。また、競合他社がどのように候補者とコミュニケーションを取っているのか、どのような値付けや福利厚生で人材を引きつけているかにも注目すると良いでしょう。

採用活動の外部委託も検討する

採用活動の外部委託を検討する際には、信頼できる委託先を選ぶことが重要です。実績や専門性を持つ委託先を選定し、提供しているサービスが自社のニーズに合致しているかを確認します。

コストパフォーマンスや契約条件はもちろんのこと、定期的なコミュニケーションとフィードバックの機会を設けているかどうかもポイントです。外部委託の効果を最大化するためには、委託先との連携を密にし、継続的な改善を図ることが必要です。

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まとめ:トレンドに合わせた採用手法を取り入れよう

トレンドに合わせた採用手法を取り入れる際は、まず現在の採用市場の動向を把握し、どのトレンドが自社に適用可能かを評価することが重要です。新しい手法を導入する前に、具体的な目標と期待される成果を定義し、それに基づいて適切な戦略を計画しましょう。

適切な採用手法を取り入れるのと同時に、トレンドに合わせた採用戦略を立てるのもポイントです。優秀な人材を確保するためにも、自社にとって適切な採用手法と戦略を選択しましょう。