ホームページの保守管理とは?重要な作業と費用相場を解説

ホームページは開設するだけでなく、保守業務が必要不可欠です。しかし、保守業務は具体的になにをするものなのかわからない方も多いでしょう。

そこで、保守業務に欠かせない作業5選を紹介します。費用相場なども紹介するのでぜひ参考にしてみて下さい。

ホームページの保守業務が必要な理由とは?

ホームページの保守とは、ユーザーが安心して閲覧できるようにサイトを改善していくことをいいます。

この保守を怠ると、ホームページが適切に表示されないなどのトラブルになるだけでなく、ホームページが無くなってしまう可能性もあります。そのため、しっかりと管理しテイクことが重要です。

ホームページ保守の業務内訳5選

それでは、ホームページ保守に欠かせない業務5選を紹介します。

  1. サーバー・ドメイン保守管理
  2. SSLサーバー証明書の保守更新
  3. 最新ブラウザ・OS・端末への対応
  4. 外部システム連携
  5. CMSのバージョンアップ

サーバー・ドメイン保守管理

ホームページの保守では、ドメインやサーバーの管理が重要です。サーバーやドメインは基本的に有料で、後進が必要です。この更新作業を行わないと、ホームページが利用できなくなってしまいます。
新たにドメインを変更してもデータは戻ってこないため、ホームページを作り直さなければいけなくなるリスクもあります。そうならないためにも、サーバーやドメイン管理はしっかり行いましょう。

SSLサーバー証明書の保守更新

SSLサーバー証明書とは、簡単に言うとホームページの安全性を保証するものです。

Webサイトの運営者が実在することを確認し、ブラウザとウェブサーバ間で「通信データの暗号化」を行うための電子証明書のことをいいます。

認証されているサイトには、カギマークが表示されており、見たことがある人も多いでしょう。

このSSLサーバー証明書の期限が切れてしまうとホームページが正常に表示されなくなる、またはホームページで暗号化が出来なくなり安全性が低下します。

企業ホームページの場合、信頼性の低下に繋がる可能性もあるため注意が必要です。

最新ブラウザ・OS・端末への対応

最新ブラウザやOS、端末への対応も必要不可欠です。ブラウザやOS、端末は日々アップデートされ新しいバージョンに更新されていきます。

そのため、バージョンにあわせてホームページもアップデートしていかないと、対応していない端末でホームページにアクセスすることが出来なくなります。Web業界は日々進化していくので、それに合わせてホームページも変えていかなければいけません。

外部システム連携

ホームページの保守では、Webサイトに連携している外部システムの仕様変更へも対応し、不具合に対する問い合わせなどにも臨機応変に対応していく必要があります。

ホームページと連携している外部システムも日々変わっていきます。ホームページの表示に関する変化などへ対応しないと、正しく表示されないという問題が生じる恐れがあります。

適切に対応していかないと、アクセスするユーザーが減り、ホームページに求めている効果が発揮されません。そのため、外部システムのアップデート情報なども随時確認しながらホームページも変えていく必要があります。

CMSのバージョンアップ

WordPressなどのCMSもバージョンアップする必要があります。このバージョンアップをしていないと、ホームページが正しく表示されない、バグが生じるなどのトラブルになりかねません。

不定期でバージョンが変わるため、常に最新の情報を得ておく必要があるでしょう。

管理画面などから簡単にバージョンアップできますが、後回しにしているとホームページに不具合が生じ、ユーザーへ正しい情報が伝わらない恐れがあるため注意しましょう。

ホームページ保守管理の費用相場

ホームページの保守管理費用は、各項目で以下の通りです。

保守内訳 費用
サーバー 月額
ドメイン 月額100円〜
SSLサーバー証明書 0〜5,000円程度
ブラウザ・OS・端末への対応
CMS 月額

具体的にホームページの保守費用は、一般的に月5,000~5万円程度が多いとされています。企業やホームページの規模が大きくなるほど費用は大きくなり、10万円以上かかることも少なくありません。

また、しばらくアップデートしていないものなどはリニューアルが必要となり、大規模な修正になるともっと費用は高くなるでしょう。

こまめに管理しておけば費用は最低限に抑えることが出来ます。

ホームページ保守を実施するうえでのポイント

ホームページ保守を効果的に行うには、保守の対象や範囲、体制を明確にし、必要な知識と仕組みを整えておきましょう。

以下に、必ず押さえるべきポイントをまとめました。

  1. ホームページやサーバーなど保守に必要な用語を押さえておく
  2. 保守の範囲を明確化する
  3. 保守の運用体制を決める
  4. 必ず複数のバックアップを取る
  5. 外部委託するなら保守契約書をチェックする
  6. 保守だけでなく運用する

ホームページやサーバーなど保守に必要な用語を押さえておく

保守業務を進めるうえで、最低限の専門用語を理解しておくと、制作会社とのやり取りがスムーズになります。

たとえば「サーバー」「ドメイン」「SSL証明書」「CMS」などは、保守や更新の場面でよく登場する用語です。意味が曖昧なままだと、対応の遅れや誤解を招くこともあるため、基本的な用語は事前に押さえておきましょう。

保守の範囲を明確化する

ホームページ保守のポイント1つ目は、Webサイトの目的に応じて保守の範囲を定めること。個人情報を扱うようなホームページやWebサイトは通信データを暗号化し、他者に見られないようセキュリティ面を手厚くしなければいけません。

具体的にはクレジットカード情報を記載するECサイトなどです。重要データを取り扱うので、情報の管理は徹底しなければいけません。また、ホームページの保守にはアップデートに対する対応だけでなく、不具合の修正も含まれます。

どこまで保守として行うのか、必要な保守の範囲を会社内で明確にしておきましょう。

保守の運用体制を決める

保守の運用体制を決めておくことも重要です。ホームページやサイトの環境が変化し、不具合が生じたときに、対応する人を決めておかないと、対応が遅れてしまうでしょう。

ホームページにお問合せ窓口を設置し、不具合などにすぐ気がつけるよう徹底しておくことが重要です。

そして、ネットやホームページに関する知識があり、不具合に対応できる人材を確保しておき、運用していく体制を整えておくことで、トラブルへも迅速に対応できるでしょう。

必ず複数のバックアップを取る

ホームページの保守で重要な作業の一つが「バックアップ」です。
何らかのトラブルでデータが消失した場合、バックアップがなければ、サイト全体の復旧ができなくなる可能性があります。

たとえば、以下のような事態が起きた場合、バックアップなしで元通りにするのは容易ではありません。

  • サーバーの障害や停止
  • サイバー攻撃によるデータ破損や改ざん
  • CMSやプラグインのアップデートによる不具合
  • 管理者の操作ミスによるデータ削除

これらのリスクに備えるには、以下のような「仕組み」「ルール」を整備しておくと安心です。

  • Webサーバーやクラウドストレージなど複数箇所にバックアップを保存する
  • バックアップの頻度と対象を明確にする
  • 保守業者に任せる場合もバックアップの頻度や範囲を確認する

バックアップは、万が一のリスクに備える最後の砦です。

技術に詳しくなくても、信頼できる保守パートナーと連携しながら、確実な体制を整えておきましょう。

外部委託するなら保守契約書をチェックする

もし、外部委託するなら保守契約書をチェックしましょう。保守契約書とは、保守業務の範囲や運用体制など、以下のものが記載されています。

  • ドメインの契約代行/管理代行
  • サーバーの障害対応
  • Webコンテンツ(Webサイト)の運用/管理代行
  • ヘルプデスクサポート
  • マーケティングレポートの作成

保守内容はさまざまあり、ホームページ制作会社に依頼する場合が多いでしょう。そのときに、どこまで保守業務として任せるのか、誰に任せるのかが重要です。

保守だけでなく運用する

ホームページの保守は、サイトを「安全に、正しく」維持する基本的な作業です。

ただ、それだけではホームページ本来の目的である「集客」「情報発信」「問い合わせ獲得」などの成果にはつながりません。

そこで重要になるのが「運用」です。
運用とは、ホームページを活用し、継続的に成果を生み出す取り組みを指します。

保守と運用の違い

目的 内容
保守 正常にサイトを動かし続ける システムの更新・セキュリティ対応・トラブル予防など
運用 サイトを活かして成果を出す コンテンツの追加・SEO対策・効果測定など

たとえば、コンテンツの更新が何か月も停止し、古い情報が掲載されたままだと、ユーザーからの信頼を失い、検索順位も下がってしまいます。

そこで、保守と並行して、以下のように運用してみてください。

  • ブログ記事や新着情報の発信
  • SEO対策
  • 問い合わせボタンや資料請求までの導線の見直し
  • アクセス解析をもとにした改善提案

ホームページは「作って終わり」ではなく、公開してからが本当のスタートです。
定期的に保守しつつ、効果的に運用をすると、検索順位が上がり、問い合わせ数が増え、最終的には売上にもつながるでしょう。

ホームページは保守だけでなく運用も大切!

ホームページは保守だけでなく運用も大切になります。運用とは具体的に以下の項目があります。

  1. コンテンツの拡充・更新
  2. SEOやMEOなどの集客施策

コンテンツの拡充・更新

コンテンツの拡充や更新が重要です。ホームページはただ作るだけでは意味がありません。更新し、コンテンツを充実させていくことで有用なホームページに成長していきます。

また、コンテンツの更新などは、Googleなどの検索プラットフォームの表示順位に影響するとされています。更新が少ないものは使われていないサイトと判断されてしまい、検索した際に上位表示されず、多くの人の目に留まりにくくなってしまうことも。

そのため、日々更新し新しい情報を発信していくことが重要です。

SEOやMEOなどの集客施策

SEOやMEOなどの集客施策もホームページを運用する上で必要不可欠。SEOやMEOなどの知識がないと、ホームページから集客するのは困難といっても過言ではありません

ネット上には多くのサイトがあり、競合他社などもホームページを作っているでしょう。そういった他者と差別化するには、より多くの人に閲覧してもらう工夫が必要です。

SEOやMEOなどの知識を駆使してホームページ制作を行うことが、今後重要になります。

まとめ:ホームページの保守や運用はプロの制作会社にお任せしよう

ホームページの保守や運用はプロの制作会社にお任せしましょう。今まで保守や運用について説明してきましたが、これを個人や自社の社員で行うのは大変です。

ワンページ株式会社は、ホームページ制作のプロ集団。SEOやMEOなどの運用知識も豊富で、サーバーをはじめとする保守管理も行います。

他にも、風評被害対策などあらゆるネットトラブルに関するサポートを行いますので、ぜひワンページ株式会社にご相談ください。