ホームページの制作期間はどれくらい?種類・ページ・工程別に紹介!

ホームページを制作する際、全体のスケジュールを設定することは重要です。しかし、制作会社に制作依頼をする場合、制作期間が不透明なことも多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、ホームページの制作期間を種類、ページ数、工程などさまざまな観点から解説をしていきます。完成までのスケジュール感を把握しておきたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

ホームページの種類別にかかる制作期間

ホームページと一口にいっても、さまざまな種類があります。全てのホームページを一括りにはできません。

制作するホームページの種類によって、必要な制作期間も変わります。そこでまず、ホームページの種類別にかかる制作期間を解説していきます。

LPの制作期間は1ヶ月

LP(ランディングページ)にかかる制作期間は、1ヶ月程度です。そのため、最も短い制作期間で済むホームページといえるでしょう。

LPの制作は、1ページを制作すれば完了します。デザインレイアウトを考える手間も少なく、コーディングなど制作側が行う作業工数も少なめです。

コーポレートサイトとは異なり、CMSの構築なども不要なため、ホームページの種別としては最もライトに制作できるでしょう。

コーポレートサイトの制作期間は3ヶ月以上

本格的なコーポレートサイトを制作する場合、目安となる制作期間は3ヶ月以上です。最低限の機能を備えたページ数のコーポレートサイトであれば、必要なページ数はおおよそ10ページ前後です。この構成であれば、依頼から納品までの期間は3ヶ月程度で収まるでしょう。

ただし、サイトの中身をより充実させたい場合、10ページ以上の構成になる場合は3ヶ月とは限りません。

大規模な構成のコーポレートサイトに仕上げるなら、3ヶ月以上の長期に渡る制作期間が目安となるでしょう。

採用サイトの制作期間は2週間〜3ヶ月程度

新卒や中途採用の募集をかけたい場合、別途採用サイトの制作を行うこともあります。

採用サイトは、事業紹介や募集要項のページなど、コーポレートサイトよりも小規模な形で済むことが多いでしょう。

採用活動の規模にもよりますが、採用サイト制作にかかる期間は2週間から3ヶ月程度までが一般的です。

ECサイトの制作期間は3ヶ月以上

新規で自社商品のECサイトを立ち上げたい場合、かかる制作期間は3ヶ月以上が目安になるでしょう。

ECサイトは、商品掲載ページや購入ページなど、盛り込む機能や内容が多いです。通常のホームページ制作よりも長い期間を要します

掲載したい商品数や種類も関係しますが、基本的にはあらかじめ長めのスケジュール設定を行っておきましょう

サイトリニューアル字の制作期間は3ヶ月程度

サイトリニューアルは、変更する度合いによって、制作期間が異なります。ほとんど全ての内容やデザインを変更する場合、通常のサイト制作とほとんど変わらない作業となるため、3ヶ月以上の期間を要します。

また、スケジュール設定を明確にするために、具体的なリニューアル内容は、事前に制作会社と打ち合わせましょう。

ページ別のホームページ制作期間

では次に、ページ数ごとの大まかな制作期間を解説します。自社で制作するホームページの規模感と比較し、スケジュール設定する際の参考にしてみてください。

3~5ページなら2ヶ月程度

3~5ページのホームページ制作であれば、必要な制作期間はおおよそ2ヶ月程度となります。制作期間が短くて済むのは、必要となる機能が必要最低限となるためです。ただし、サイトの種類によっては事前準備などに時間がかかる場合もあります。

たとえば、キャンペーンサイトの場合はサイトの機能構成などの他に応募関係での決めごとが多いため、ページ数の割に密な制作サイドとの打ち合わせが必要です。

たとえば、TwitterやInstagramを活用した応募キャンペーンであれば、応募方法や応募基準の設定など、サイト制作以外の仕事が多く発生します。これらを鑑みて、おおよそ2ヶ月程度の期間をみておきましょう。

15ページなら3ヶ月程度

15ページ程度のコンパクトなコーポレートサイトや採用サイトの制作であれば、必要な制作期間は3ヶ月程度となります。

自社商品やスタッフなどの写真が必要となる場合、別途撮影日程を組む必要があります。

撮影日程の設定次第では制作期間が後ろ倒しになる場合もあるため、自社で処理する業務は迅速に対応できるように準備しておきましょう。

30ページなら4~5ヶ月程度

30ぺージ程度のコーポレートサイトなら、制作期間は4〜5ヶ月程度です。

ページ数が増える程ページデザインが増える上に、サイトマップも複雑になっていきます。デザインの確定からコーディングなど制作側の作業期間だけでなく、合間合間で依頼側との打ち合わせや確認の必要もでてくるでしょう。

担当者が常に最速で対応できるのが一番ですが、必ずしもスケジュール通りに進むわけではありません。

不足の事態も考慮した上で、4ヶ月以上の制作期間はかかると把握しておきましょう。

100ページなら8~9ヶ月程度

自社サイト内にECサイトの併設や多言語対応サイトなど、100ページ規模のサイト制作をするなら、8〜9ヶ月程度の制作期間を想定しておきましょう。

通常のサイト制作に必要な要件定義、サイトマップ作成やコーディングの他にも、翻訳の制作や校正といったイレギュラーな工程も発生します。ECサイトも併設する場合、商品画像の撮影と掲載なども必要になるでしょう。

よって、目安として8〜9ヶ月程度かかる場合があります。

ホームページ制作を外注した場合の流れとは

ホームページ制作を制作会社に外注した場合、次の流れで進めていくのが一般的な流れとなります。各工程の所要期間を計算する目安になるため、ぜひ参考にしてみてください。

工程 期間
制作会社の選定 2週間
ヒアリング 2週間
見積もり 1週間
提案 2週間
サイト設計 2週間~3週間
デザイン制作 2週間~1ヶ月程度
コーディング・システム開発 2週間~1ヶ月程度
サーバー・ドメインの設定 2週間~1ヶ月程度
テスト検証 1週間
リリース 1週間

制作するホームページの規模によって作業の工数や重さが変わる上、複数の工程が同時進行するため、一概には言えません。しかし、一般的なコーポレートサイト制作で発生する各工程としては、上記の期間が目安となります。

なお、こちらの記事でホームページ制作の流れを詳しく解説していますので、あわせて参考にしてください。

ホームページ制作の流れ5ステップ!各工程について分かりやすく紹介

ホームページの制作期間を短縮する3つのコツ

では最後に、ホームページの制作期間を短縮する以下3つのコツを紹介します。

  1. サイトのイメージや素材集めを事前に済ませる
  2. プロジェクト責任者を事前に決めておく
  3. 確認にかける時間をコンパクトにする

サイトのイメージや素材集めを事前に済ませる

制作したいホームページのデザインや機能のイメージ、掲載する画像の準備などは必ず事前に準備しましょう。

発注前にデザインやイメージを固めておくことで、発注後の制作会社との打ち合わせでも正確に意図を伝えられます。

また、商品やサービスの画像、社員インタビューやオフィス内部の様子などを取り入れるなら、別途素材の撮影が必要になるでしょう。

あらゆる状況を踏まえて素材集めを行っておいてください。

プロジェクト責任者を事前に決めておく

発注後は制作会社に一任するのではなく、逐一打ち合わせや確認を取りつつ、二人三脚で制作を進めていきます。そこで、制作会社からサイトデザインや構成などが上がった際に、ゴーサインを出せるプロジェクト責任者は必ず決めておきましょう

責任者を疎かにしたままプロジェクトを進行してしまうと、社内での意思決定が遅くなり、スケジュール進行に支障をきたしかねません。制作会社との連携や円滑なコミュニケーションを実現すべく、社内の担当者を事前に決めておくことが大切です。

確認にかける時間をコンパクトにする

制作会社への発注後、デザイン完成時やコーディング完了時など、折に触れて制作サイドからの完了報告や確認依頼などが届きます。外部も関わるホームページ制作では、依頼側のチェックが済まない限り、制作側は作業を進められません。

制作期間を出来る限り短縮するのであれば、各種工程でのチェックにかかる時間はなるべくコンパクトにするよう心掛けましょう。意思決定を迅速にするためにプロジェクトメンバーの数を最低限に留めるなど、確認を阻害する要因は事前に取り除くのが無難です。

ホームページ制作期間を把握して余裕を持って取り組もう

ホームページ制作の期間は、規模やページ数、作りたいホームページの種類など、さまざまな要因で決まります

作りたいホームページの制作期間のおおよその目安をつけておくことによって、制作会社の比較検討や選定もスムーズに行えるでしょう。

本記事を参考に、スケジュール通りにホームページ制作を進めていってください。