日本4大SNSの特性とは?それぞれの活用方法を解説!

Facebook・Twitter・Instagram・LINEに代表されるSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)。
パソコンやスマートフォンの普及に伴い、日本人のほとんどがいずれかのSNSを利用しているという状況にあります。

今回はマーケティングにおけるSNS運用の基礎として、各種SNSの特性と概要についてご紹介していきます。
SNSをうまく利用した情報発信で、顧客獲得につなげていきましょう!

4大SNSそれぞれの特性とは?

各種SNSにはどのようなサービスがあり、特徴を持っているのでしょうか。
SNSはそれぞれ、その内容に応じた利用者層や目的、ユーザー数などがあります。
日本で普及率の特に高い4大SNSそれぞれのサービス内容や特性を把握し、自社のターゲットに合ったSNSをチョイスしていくことがもっとも大切だと言えるでしょう。

Facebook

当時大学生だったマーク・ザッカーバーグらのグループによって2004年に誕生したSNS。2017年には利用者数が18億人を超えたとされている、SNSの代表格とも言われているサービスです。

世界最大のSNSであるFacebookはビジネスには欠かせないメディアとしても注目され、多くの企業がアカウントを取得しています。
個人のページとは異なる機能の企業ページを専用で作成し、商品やイベントなどのアピールに有効活用できます。

ユーザーが気に入った記事をワンクリックで友人に共有できる「シェア」機能が魅力。
ユーザーの年齢層が他のSNSと比較して幅広いので、年齢や性別を問わないリサーチやアピールができるのも大きなメリットではないでしょうか。
また、基本的に実名登録制のため信頼性が高く、他のSNSやサイトよりも「炎上」しづらいという一面もあります。

Twitter

ツイートやつぶやきと呼ばれる、1記事140文字の投稿が時系列通りに表示されるミニブログ形式のSNS。
リアルタイム性が非常に高く、「炎上」に対しては注意が必要ですが、情報拡散力・速度に関しては他のSNSと比較してもダントツでトップであると言えるでしょう。

思いついたらすぐに書き込める、140文字の文字制限がある、という特性から気軽に投稿を楽しむことができるので、40代以下の若年層に多く利用されています。
若年層に対する商品アピールやリサーチ、最新の流行のリサーチにもっとも適しているSNSです。

「ハッシュタグ」という機能で、自分の投稿が何に関する内容なのかをアピールする事ができるので、より検索にヒットしやすくして情報を共有する事が可能です。

Instagram

「インスタ映え」という流行語の元となったSNS。写真投稿に特化しており、10代~30代くらいまでの若い女性が主な利用者です。
写真を通したビジュアル表現でのコミュニケーションを目的とするSNSは今までになく、従来のWebコミュニケーションやサービスに大きな影響を与えてきました。

PCよりもスマホに特化したSNSで、アプリを使って写真を簡単に魅力的に加工することができます。
かわいい・おしゃれ・きれいな「インスタ映え」する写真やイラストなどのビジュアルを投稿することで自社商品のイメージアップや、若い女性ユーザーの購買欲へのアプローチへとつなげることができるでしょう。

拡散力はそれほど高くありませんが、Twitter同様「ハッシュタグ」機能を利用しての情報の共有が可能です。

LINE

日本国内のシェア率が約40%以上ともっとも高いメッセンジャーSNS。10代から60代まで幅広い年齢層のユーザーが利用しているとされています。
メールよりも簡単にメッセージを送れたり、無料で通話ができたりと、日常的な連絡ツールとしての利用がメインとなっています。

企業としてアカウントを取得する場合は「LINE@」の利用となります。従来多くの企業が提供していた「メルマガ」の代替のようなツールです。
企業とユーザーとが「お友達」として繋がり、メルマガの配信やクーポンの配布などで実店舗へ足を運ぶアクセスに繋がりやすいメリットがあります。

ショップカードやリサーチページ、メッセージの一括送信などの利用もできるので、ユーザーと企業の親密性をより高める役割を果たしてくれると、利用する企業が増加しているようです。

4大SNSの活用はまずは楽しんでもらう事が重要

すべてのSNSに言える事ですが、SNSは基本的に「コミュニケーションの場」です。
単に自社製品をPRしたい!という目的のみで参入したのであれば、ユーザーの興味は薄れるどころか、SNS上で「なんだ、宣伝か。」と避けられてしまうリスクさえあります。

SNSユーザーを単に顧客・消費者ととらえるのではなく、「つながりのある知り合い」としてとらえ、親密性を深めて行くことで徐々に消費者となってもらうことが大切です。
SNSでのコンテンツが楽しめるものであればおのずとユーザーは興味を持ち、SNSの特性である口コミによる情報の拡散がのぞめるはずです。

はじめから「自社商品をユーザーにPRする」のではなく、まずは「自社コンテンツをユーザーに楽しんでもらう」というスタンスがマーケティングにおけるSNS運用の要ともいえるでしょう。

まとめ

WebマーケティングにおいてSNSはなくてはならない存在になってきました。どれもほぼ無料で利用することが可能なSNSの利用者は、今後も増加の一途をたどることでしょう。

自社がどの層をターゲットにして売り込みたいのか、そのためにはどのSNSを利用して、どのような効果を期待するのか・・・ターゲットの行動や思考、価値観に合わせたSNS運用は通常のマーケティング施策同様にとても重要です。

それぞれのSNSの特性を正しく理解し、自社のビジネスをもっと盛り上げて行きましょう!