企業の成長を支えるためには、優秀な人材の確保が欠かせません。とはいえ、自社での採用活動に限界を感じている担当者は、少なくないのではないでしょうか。
「募集をかけても求職者が集まらない……」
「内定を出しても辞退されてしまう」
近年、深刻化する人材不足と採用難を乗り越えるために、頼りになるのが「採用代行会社」です。
しかし、一口に採用代行会社といっても、その数は膨大で、どこを選べばいいのか迷う企業担当者も多いでしょう。
そこで本記事では、数ある採用代行会社の中から厳選した13社を徹底比較し、それぞれの費用相場や利用するメリットについて詳しく解説します。各社の強みや弱み、費用相場、担当職種などを詳しく紹介するので、ぜひ参考にしてください。
この記事の内容
採用代行(PRO)とは?
採用代行サービスとは、RPO(Recruitment Process Outsourcing)とも呼ばれ、採用に関する業務を外部の専門業者に委託するサービスを指します。
採用手法が多様化する昨今では、自社ですべてを対応することで多くの人手と時間を要するため、負担を抱えている企業は多いでしょう。
このような課題から、採用の一部または全てをプロフェッショナルにアウトソーシングする企業が増加しています。
委託できる業務内容は、代行会社によって異なりますが、主に以下のようなものがあります。
- 求人広告の作成・掲載
- スカウト活動
- 応募者選考
- 面接
- 内定手続き
- 採用マーケティング
これらの業務を委託することで、採用担当者は重要な業務に専念できるようになり、採用活動全体の効率化が見込めます。
さらに、採用代行会社と協力することで、最先端の採用知識を蓄積し、採用スキルの向上も目指せるでしょう。
しかし、すべての業務を一任してしまうと、自社に採用ノウハウが蓄積されません。企業は自社のニーズに応じた最適な活用方法を見出すことが求められます。
採用代行(PRO)が注目される背景
採用代行サービスが急速に注目を集めるようになった背景には、企業が直面する複雑な採用環境があります。
人手不足による採用方法の多様化
多くの企業は深刻な人手不足に直面しており、優秀な人材を確保するためには従来の採用手法では難しくなってきました。
たとえば、ソーシャルメディアの活用やリファラル採用、インターンシッププログラムなど、採用活動の幅がバラエティに富んでいるのは周知のとおりでしょう。
採用手法が多様化すれば求職者との接点が増えますが、各手法の特性や運用ノウハウを熟知しなければ成果は得られません。
その結果、採用担当者の業務量が増大し、もっとも重要な業務に手が回らなくなる状況が増えているのです。
このような背景から、採用の専門知識を持つ外部の支援に注目が集まるようになりました。
採用活動の長期化による担当者の負担増
採用活動が長期化しやすい点も、採用代行が必要とされる背景の一つです。
現在の売り手市場では、優秀な人材が複数の企業から内定を得ている状況が増えています。そのため、新卒採用のみならず中途採用においても、内定辞退が起きる可能性はある状態といえるでしょう。
企業としては、予定の募集枠に満たない場合、採用活動を継続しなくてはなりません。そうなると、通年で採用活動を実施しなくてはならず、担当者の負担が増えてしまいます。
こうした理由も、採用業務の一部をアウトソーシングする採用代行(RPO)の需要が高まっている背景の一つでしょう。
採用代行(PRO)に依頼できる業務
採用代行では、多岐にわたる業務を支援しており、企業の採用活動を全面的にバックアップします。以下に主要な業務を紹介するので、参考にしてみてください。
- 採用戦略の立案
- 求人広告の掲載
- 応募者管理
- 応募者スクリーニング
- スカウトメール作成・配信
- 選考日程調整
- 求職者への説明会開催
- 面接業務
- 内定後のフォローアップ
採用戦略の立案
採用代行に委託する際、採用戦略の立案から実施するケースが多いでしょう。
採用代行会社は、企業のニーズを詳細に理解し、求めるポジションや必要なスキルセット、採用人数、採用の緊急性などを把握したうえで、効果的な採用戦略を策定します。
採用戦略では、KPI(重要業績評価指標)を詳細に決め、採用プロセスのパフォーマンスを継続的に監視・改善する必要があります。入社後のミスマッチや内定辞退を防止するためにも、このプロセスはもっとも重要な部分といえるでしょう。
求人広告の掲載
ターゲット層に響く求人広告の作成や掲載のサポートをすることも、採用代行会社が実施する業務の一つです。
求人広告は、企業の魅力を簡潔かつ効果的に伝える手法です。非常に専門性が問われる作業です。
採用のプロであれば、豊富な経験と知識から適切な広告を作成し、応募者の増加を図ってくれるでしょう。
また、複数の求人媒体や人材紹介サービスを活用する企業にとって、これらのタスクを一括で委託することが可能です。これにより、社内のリソースを節約し、コスト削減にもつながります。
さらに、企業独自の採用ニーズに最適な広告媒体の選定も、専門知識を持つ採用代行会社に任せることでより効果的な採用活動が実現できるでしょう。
応募者管理
応募者管理も、採用代行に依頼できる業務に含まれます。具体的には、メールや応募フォーム、求人ポータルなどを通じて送信されるエントリー情報を収集して整理します。
さらに、収集された履歴書や職務経歴書、職務履歴、面接スケジュール、応募者の連絡先情報などの重要なデータを標準化してデータベースにまとめて管理します。
応募者情報と書類の管理は、採用プロセスの中でも手間がかかりやすい業務です。担当者にとってはノンコア業務でもあるため、特に依頼割合の高い業務といってもいいでしょう。
応募者スクリーニング
応募者の書類選考(スクリーニング)は、適切な候補者を見極めるために採用代行が力を入れる重要なステップです。
採用代行会社が実施するスクリーニングは、企業の基準に基づき、履歴書や職務経歴書を評価しスキルや経験のマッチ度を確認します。面接に進むべき候補者を効果的に選別できるので、スムーズな選考が可能になるでしょう。
スカウトメール作成・配信
採用代行サービスの一環として、ダイレクトリクルーティングの際にスカウトメールの作成や送付も依頼が可能です。
幅広い候補者へ個別対応が求められる場合、この業務が煩雑になっている企業も多いのではないでしょうか。
採用代行に依頼することで、求職者に応じたスカウトメールを作成して送信でき、就職を検討していない潜在的な候補者にもアプローチできるようになります。
スカウトメールを依頼する際は、代行会社と緊密に連携し、配信目的と目標を明確にしてください。データベースの検索や求人サイトも活用し、企業の求める条件に合致する候補者を見つけ出してもらいましょう。
選考日程調整
面接や選考プロセスの日程調整は、スムーズな採用活動に欠かせない業務です。
採用代行サービスにも依頼できるので、応募者との連絡を取りながら面接官のスケジュールを調整し、効率的にスケジューリングします。
応募者との連絡方法は、メールや電話、チャットなどさまざまな方法があり、当日のリマインド業務まで依頼できます。
求職者への説明会開催
求職者への説明会開催も、採用代行に依頼できる業務です。
企業の魅力を直接伝えるために、説明会やセミナーの開催は欠かせません。
採用代行会社は、求職者向けの説明会を企画・運営し、企業のビジョンや価値観を効果的に伝えることで、適切な候補者を引きつけます。
説明会で使用するスライドや資料作成、案内告知も依頼できるケースがあるので、事前に相談してみましょう。
面接業務
企業内で人材が不足している場合や、面接のスキルが十分に備わっていない場合は、面接代行の利用を検討できます。
採用代行が実施する面接業務は、まず企業のニーズをしっかりと理解し、面接手順を立案します。
具体的には、面接の形式や質問内容の選定、評価方法などを企業と協議しながら決定し、それに基づいて面接を実行します。面接官が求める情報を的確に収集し、その結果を企業に報告します。
面接は、求職者と直接接触できるチャンスなので、自社も積極的に関わりたいという企業は多いかもしれません。その場合は、面接の全工程を委託するのではなく、面接に同席してもらうことも可能です。
その際は、事前の目線合わせや評価の抽出、アドバイスを仰ぐなど、コンサルティングの形として利用してみてもいいでしょう。
内定後のフォローアップ
内定者の辞退を回避したい場合は、内定後のフォローアップを採用代行に依頼できます。
採用代行が実施するフォローアップの具体例として、入社に向けての歓迎メッセージ配信や重要情報(オリエンテーション日程、契約条件、給与詳細など)の提供を行います。
内定者が抱きやすい疑問や不安を事前に解消するため、スムーズな入社を支援してくれるでしょう。
採用代行(PRO)の費用相場
採用代行サービスの費用体系にはいくつかの種類があり、それぞれの企業ニーズに応じて適した選択肢があります。
以下に主要な費用体系とその特徴、適した企業のタイプを説明し、各料金体系の費用相場を紹介するので参考にしてみてください。
- 月額固定型
- 従量課金型
- 成果報酬型
月額固定型
月額固定型の費用体系は、毎月一定の料金を支払う形式です。
安定したコストで予算管理がしやすいので、年間を通じて採用活動をする中規模から大規模の企業に適しているでしょう。
費用相場は、委託する業務範囲によって異なりますが、以下が目安となります。
- 業務の一部を委託する場合:月3万〜10万円程度
- 採用業務全般を委託する場合:月30万~100万円程度
たとえば、スカウト配信だけであれば、月に3万円程度から利用できるところがあります。また、細かな対応が必要な場合は、月100万円かかる採用代行サービスもあります。
従量課金型
従量課金型は、依頼した業務量やサービスの利用回数に応じて料金が発生する体系です。
必要なときに必要な分だけサービスを利用したいという場合や、スポット的な採用ニーズがある企業に適しているでしょう。
具体的な費用相場としては、1件あたり数万円程度が目安と考えておいてください。
コア業務かノンコア業務かによっても料金が変動するケースもあるので注意しましょう。
成果報酬型
成果報酬型は、実際に採用が成功した場合にのみ料金が発生する体系です。採用が確定するまでコストが発生しないため、初期費用を抑えたい場合やスタートアップ企業に適しているでしょう。
成果報酬型の費用相場は、採用者の初年度年収の20〜35%程度が一般的です。
たとえば、年収500万円の人材を採用した場合、100万〜175万円の成功報酬が発生します。
採用代行(PRO)サービス提供会社おすすめ13選
それでは、採用代行サービスでおすすめの会社を13社紹介します。
- ワンページ株式会社
- マルゴト株式会社(まるごと人事)
- 株式会社ネオキャリア
- 株式会社キャスター(CASTER BIZ recruiting)
- HeaR株式会社
- 株式会社シンギョク(core scout)
- 株式会社レイン
- 株式会社プロリク
- ワミィ株式会社(Wamii Coach)
- 株式会社トラックレコード(TECH HIRE)
- 株式会社ポテンシャライト
- マンパワーグループ株式会社
- 株式会社プロ人事
ワンページ株式会社
特長 | ・採用コンサルに強み ・面接官トレーニングの実施 ・選考プロセス立案サポート ・内定者へのフォローアップまで支援 |
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料金 | 要問い合わせ |
公式サイト | https://onepage.co.jp/ |
採用コンサルに強みを持つワンページ株式会社は、人事採用のプロが長年の実績とノウハウを活用して採用活動を遂行します。
本社の強みは、圧倒的な提案力。多くの企業が抱えがちな求人広告の最適化やエージェントコントロール、入社までのフォローアップを徹底的にサポートします。
内定者向けのフォローやトレーニングも実施しているため、入社後の定着率も期待できます。ぜひ包括的な採用支援はお任せください。
マルゴト株式会社(まるごと人事)
特長 | ・ベンチャー・成長企業向けに特化 ・採用実績440社以上 ・契約継続率95%以上 ・最短1ヶ月から依頼可能 |
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料金(税込) | 初期費用110,000円 ライトプラン:月額495,000円 ベーシックプラン:月額935,000円 エンタープライズプラン:要問い合わせ |
公式サイト | https://marugotoinc.jp/ |
ベンチャーや成長企業向けに特化した採用代行が、まるごと人事です。
委託できる範囲は幅広く、採用戦略の立案から選考スケジュールの管理、応募者からの問い合わせ対応まで一任できます。定期的にオンラインミーティングも実施するため、応募状況や分析に基づいた改善策の提案など、手厚くサポートしてくれます。
最短1ヶ月から契約可能なので、単発で採用活動をしたい企業にもおすすめです。
株式会社ネオキャリア
特長 | ・新卒、中途採用、アルバイトの幅広い支援が可能 ・求人広告掲載やダイレクトリクルーティングなどニーズに合わせたサポート ・日程管理やスカウト代行のノンコア業務も対応 |
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料金 | 要問い合わせ |
公式サイト | https://www.neo-career.co.jp/ |
ネオキャリアが提供する採用代行サービスは、新卒だけでなく中途採用やアルバイト、派遣など幅広い雇用形態に対応しています。
委託できる業務は、求人媒体の情報更新や面接日程調整、応募者対応、ダイレクトリクルーティングの実施など多岐にわたります。
予算や募集エリアに応じてプランをカスタマイズできるため、自社に最適な採用活動を実施できるでしょう。
株式会社キャスター(CASTER BIZ recruiting)
特長 | ・500社以上の豊富な採用支援実績 ・採用のプロが4名体制でサポート ・採用戦略立案から応募者対応、エージェント対応まで幅広く対応 |
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料金(税込) | STANDARDプラン:月額440,000円 (70時間/月・3ヶ月からの契約) LONGプラン:431,200円 (70時間/月・6ヶ月からの契約) CUSTOMIZEプラン:要問い合わせ |
公式サイト | https://recruiting.cast-er.com/ |
CASTER BIZ recruitingは、戦略立案から入社までのフォローアップまでワンストップでサポートする採用代行会社です。
採用活動でよくある失敗例が「戦略立案が完璧なのに期待通りのアクションが取れていない」という計画倒れでしょう。
本サービスでは、戦略立案の段階から、採用案件のすり合わせや採用KPIの設定を徹底して実施します。応募者対応だけでなくエージェント対応も行うので、採用活動の手間が大幅に省けるでしょう。
オプションを追加すれば、採用広報や入社までの労務管理も行えます。
HeaR株式会社
特長 | ・「HITOME Scout」を活用した母集団形成 ・ターゲットに適したリクルーター選定 ・選考中の分析に応じてPDCAを実施 |
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料金 | 要問い合わせ |
公式サイト | https://www.hear.co.jp/ |
分析に基づいた採用活動に強みを持つのが、HeaRの採用代行サービスです。
本サービスの最大の特徴は、採用DXツール「HITOME Scout」を活用して分析に応じて採用活動を遂行する点です。
ターゲットに自社情報を届けるために闇雲にスカウトメールを送っても期待する成果は得られません。ツールを活用することで、スカウト分析やエージェントの可視化が可能になり、適切なアプローチのもと採用活動を実施できます。
また、ターゲットに適任のコンサルタントが専属で付くので、万全の協力体制で採用活動に挑めるでしょう。
株式会社シンギョク(core scout)
特長 | ・IT関連の採用に強み ・戦略立案から実行、改善まで実施 ・選べる3つの料金プラン |
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料金(税込) | 初期費用:187,000円 3ヶ月契約:月額429,000円〜 6ヶ月契約:月額374,000円〜 12ヶ月契約: 月額330,000円〜 |
公式サイト | https://core-scout.com/ |
エンジニア、PM、CTOなどIT系の職種での採用実績に強みを持つのが、株式会社シンギョクが提供する採用支援サービス「core scout」です。
対応する業務範囲は、戦略立案から実行支援、改善施策が可能です。採用活動を強化したい場合は、母集団施策の企画や社内マニュアル作成なども実施してくれます。
また、採用ツールを導入したい場合は、自社に合わせた最適なツールを提案してくれます。
ビズリーチ、Wantedly、Findy、LAPRASなど20以上の媒体で採用成功実績があるので、ツール選定に迷う必要はありません。
料金プランは3種類から選べるため、予算に応じた委託が可能です。
株式会社レイン
特長 | ・採用経験が豊富なコンサルタントのみ在籍 ・バイリンガル多数在籍!外資系企業のサポートも得意 ・常駐対応も可能 |
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料金 | 要問い合わせ |
公式サイト | https://lein.co.jp/ |
株式会社レインが提供する採用代行サービスは、エンジニア採用に強いHRコンサルティングです。
本サービスで提供するHRコンサルティングとは、採用設計の立案やリファラル構築、採用ブランディング、面接トレーニングなど採用活動に必要なスキルアップなど徹底的なサポートを実施します。
また、バイリンガルスタッフが在籍するため、外国籍人材の採用や外資系企業にもおすすめです。
株式会社プロリク
特長 | ・100社以上の支援実績 ・エンジニア採用に特化 ・独自の採用支援シートで成果に直結するコンテンツを提供 |
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料金(税込) | 要問い合わせ |
公式サイト | https://www.prorec.jp/ |
エンジニア採用代行だけでなく採用広報も委託できるのが、株式会社プロリクが提供する「PROREC」です。
在籍するスタッフは、エンジニアの採用実績が豊富な人材のみ。ターゲットに刺さるスカウト文章を作成し、最適なアクションプランを構築します。
これまでの支援事例では「求職者からの返信率が約2倍になった」「社員数が2年で3.8倍になった」など、成果を挙げています。
ワミィ株式会社(Wamii Coach)
特長 | ・在籍スタッフが元エンジニア ・課題・フェーズごとの採用計画をプランニング ・ノウハウやナレッジのアドバイスがあるため自社のスキルアップにつながる |
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料金 | 要問い合わせ |
公式サイト | https://coach.wamii.co.jp/ |
ワミィ株式会社が運営する「Wamii Coach」は、IT系の採用支援を強みとしている代行会社です。
本サービスの特徴は、在籍するスタッフが元エンジニアで形成されている点です。
採用段階で応募者の技術やスキルを見極められるため、入社後のミスマッチが起きません。
また、採用ノウハウやナレッジのアドバイスを提供してくれる点も魅力的。たとえば人事業務の効率化や応募者管理の方法など、今後の採用活動に必要なスキルを提供してくれます。
自社のスキルアップを図りたいという場合は、心強い味方になるでしょう。
株式会社トラックレコード(TECH HIRE)
特長 | ・デジタル人材採用に特化 ・幅広い採用手法に対応 ・大手企業の支援実績が多数 |
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料金 | 要問い合わせ |
公式サイト | https://techhire.trackrecords.co.jp/ |
株式会社トラックレコードが運営する「TECH HIRE」は、デジタル人材採用に特化した採用支援サービスです。
本サービスで支援する範囲は、候補者の認知向上から内定受諾まで多岐に渡ります。
たとえば、採用マーケティングでは、広告運用やデジタルマーケティング、SNS広告運用・リスティング広告まで実施します。
リクルーティング支援では、スカウト送信や面接代行、エージェント管理まで委託できます。
デジタル人材のキャリア採用が本格化する昨今では、こうした幅広い採用手法に対応しているサービスは魅力的といえるでしょう。
株式会社ポテンシャライト
特長 | ・採用ブランディングとエンジニア採用に特化 ・採用支援後の人事組織支援まで実施 ・創業から320社以上の支援実績あり |
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料金 | 要問い合わせ |
公式サイト | https://www.potentialight.co/ |
ベンチャー企業の採用支援に力を入れているのが、株式会社ポテンシャライトの採用コンサルティングサービスです。
本サービスの特徴は、採用ブランディングとエンジニア採用に特化している点。一般的な「代行」ではなく「パートナー」として、戦略策定から採用マーケティング、選考、組織形成まで実施します。
採用支援後の人事組織の領域までサポートしてくれるため、スタートアップ企業にとってありがたい存在となるでしょう。
マンパワーグループ株式会社
特長 | ・リピート率90%以上 ・2種類の委託範囲から選択でき予算に合わせやすい ・独自のオペレーションセンター設置により採用に万全の体制を構築 |
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料金 | 要問い合わせ |
公式サイト | https://www.manpowergroup.jp/client/serve/employ/ |
マンパワーグループ株式会社が持つ最大の特徴は、採用支援に特化したセンターを保有している点です。コールセンターのような役割を果たすため、多数の応募者に迅速に対応できます。セキュリティ環境も万全です。
委託範囲は2つのプランが用意され、予算に合わせて選択できます。
たとえばフルパッケージ型では、募集媒体の手配から応募受付、面接調整、合否通達など一連の採用活動を実施します。
もう一方のプランでは、一部の業務のみを選択して依頼することが可能です。
採用後の人材定着率についてもアドバイスを提供しているので、長期的な視点で相談できるでしょう。
株式会社プロ人事
特長 | ・1日単位で依頼が可能 ・長期支援の場合は人事担当者として手厚いサポートが可能 |
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料金 | 要問い合わせ |
公式サイト | https://projinji.com/ |
プロ人事は、採用を全般的にサポートする採用代行会社です。
新卒採用においては、合同説明会や単独説明会の代行、ダイレクトリクルーティングや求職者との面談代行など、さまざまなサービスを提供しています。
サービス期間は非常に柔軟で、スポットで1日単位から依頼が可能です。数ヶ月単位で依頼する際は、まるで自社の人事担当者のように繁忙期の対応や採用プロジェクトの立ち上げサポートとして活用できます。
説明会代行の質を高めたい場合は、資料作成やプレゼンのレクチャーも実施してくれます。
採用代行(PRO)に依頼する3つのメリット
採用代行を依頼することで得られる主な3つのメリットを紹介します。
- 採用ノウハウのあるプロにお任せできる
- 自社の業務に専念できる
- 採用コストの削減につながる
採用ノウハウのあるプロにお任せできる
採用代行サービスを利用することで、採用のプロによるサポートを受けられます。
最新の採用手法やマーケットトレンドは、日々変化しています。採用のプロであれば、市場のトレンドを熟知しているため、自社に最適な採用手法を提案してくれるでしょう。
また、求人広告の作成や面接の進行など、採用業務において高いノウハウを持っているため、企業にとって大きな助けになることは間違いありません。
自社の業務に専念できる
採用プロセスをアウトソーシングすることで、企業の人事担当者やマネジメントチームは、他の重要な業務に専念できます。
特に採用活動が繁忙期に重なる場合、採用代行サービスの利用は非常に効果的といえるでしょう。
採用コストの削減につながる
長期的には採用コストの削減が期待できる点も、採用代行に委託するメリットです。
自社で全ての採用活動をする場合、多くの時間とリソースが必要になります。間違ったアプローチを実施してしまうと、求職者とのミスマッチが発生して採用活動が長期化しかねません。
専門家による効率的な採用活動により、再採用のリスクを低減し、コスト削減につながるでしょう。
採用代行(PRO)に依頼するデメリット
採用代行は、採用活動を効率化し、質の高い人材を獲得できる強力なサービスですが、以下3つのデメリットも理解しておくことが重要です。
- 自社に採用ノウハウが蓄積されにくい
- 依頼のコストが大きくなる可能性がある
- 採用方針にミスマッチが生じる恐れがある
自社に採用ノウハウが蓄積されにくい
採用代行サービスを利用すると、採用に関する業務を外部に委託するため、企業内に採用ノウハウが蓄積されません。
将来的に自社で採用活動を完全に内製化したいと考えている企業にとっては、大きな懸念点となるでしょう。そのため、採用代行会社と密にコミュニケーションを取り、採用活動のプロセスを理解しながら進めることが重要です。
また、定期的に採用担当者向けの研修も実施するといいでしょう。
依頼のコストが大きくなる可能性がある
採用代行サービスは、業務内容や依頼する量によって費用が大きく異なります。特に、高需要な職種や希少価値の高い人材をターゲットとする場合は、費用が割高になる可能性があります。
自社の依頼範囲を明確にし、見積もりを比較検討しておいてください。
採用方針にミスマッチが生じる恐れがある
外部の採用代行会社に業務を任せることで、企業と応募者との直接的な接点が減少し、採用方針にミスマッチが生じる可能性があります。
特に、選考段階でミスマッチが生じると、採用決定後に離職やパフォーマンス低下などの問題につながりかねません。
代行会社と緊密にコミュニケーションを取り、一部面接を自社で実施するなど対策をしてください。
採用代行(RPO)の利用時に注意したい5つのポイント
採用代行(RPO)サービスを利用する際には、いくつかの重要なポイントを確認することが成功の鍵となります。
- 希望する業務範囲か確認する
- 支援実績が豊富か確認する
- 自社の採用方針とマッチした会社を選ぶ
- 対応可能な採用領域で選ぶ
- 情報セキュリティの管理体制を確認する
希望する業務範囲か確認する
採用代行会社によって、提供するサービス内容や得意とする業務範囲は異なります。
自社がどの業務を代行してもらいたいのかを明確にし、それに対応できる会社を選ぶことが重要です。
支援実績が豊富か確認する
採用代行会社がこれまでに行った支援実績の確認も大切です。
実績が豊富な会社は、さまざまな業界や職種での経験があり、効果的な採用支援を提供するノウハウを持っています。
過去の支援実績やクライアントの声を参考にしながら、信頼性の高いパートナーを選んでみてください。
自社の採用方針とマッチした会社を選ぶ
採用代行会社が、自社の採用方針と一致しているかどうかも重要です。
代行会社によって、採用活動に対する考え方やアプローチ方法は異なります。面接や選考基準が共有できていないと、スムーズな採用活動が行えません。
契約前に、採用理念や採用手法、企業文化をよく理解することが重要です。
対応可能な採用領域で選ぶ
採用代行会社の得意とする採用領域が自社のニーズに合っているかを確認することも重要です。
たとえば、IT業界に強い会社や、ベンチャー企業の採用に特化している会社など、特定の領域での強みを持つ会社を選ぶことで、より効果的な採用活動が期待できるでしょう。
情報セキュリティの管理体制を確認する
情報セキュリティの管理体制を確認することも忘れてはいけません。
採用活動は、応募者の個人情報を扱うため、セキュリティ対策がしっかりしている会社を選ぶことが重要です。データの取り扱いに関する方針や、具体的なセキュリティ対策を確認し、安心して依頼できるパートナーを見つけてみてください。
自社に合った採用代行(PRO)を活用して優秀な人材を獲得しよう
採用代行を活用することで、専門家の知識と経験を借りて効果的な採用戦略を実行できます。
これまでなかなか採用活動に成果が出なかった企業は、採用プロセス全体の効率が向上し、時間とコストの削減が可能になるでしょう。
適切な代行会社を選ぶには、自社のニーズと予算を明確にする必要があります。
自社に最適な採用代行サービスを見つけて、優秀な人材を確保しましょう。