「ユーザーにとって良質なコンテンツが大事」
「SEO対策として、コンテンツ制作は必要」
このように、コンテンツという言葉を度々耳にしたことはあるでしょう。では、そもそもコンテンツとは一体何を指しているのでしょうか。
そこで本記事では、コンテンツとは何か、良質なコンテンツのポイントを紹介します。コンテンツは、ホームページ制作やWebマーケティングの実施で欠かせないものですので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事の内容
コンテンツとは情報の内容や中身のこと
コンテンツとは、日本語訳すると「内容」や「中身」になります。インターネットだけでなく、雑誌や本など、あらゆる情報の内容全てが当てはまります。
インターネットで言うと、Webサイトのコラムやサービスページ、挿入された動画も例外ではありません。
コンテンツは、テキストや図解、動画、デザインなど、あらゆる要素を掛け合わせて作成されます。
コンテンツの種類3つ
コンテンツには、大きく以下の3種類あります。
- Webコンテンツ
- デジタルコンテンツ
- モバイルコンテンツ
Webコンテンツ
Webコンテンツとはホームページやブログなどネット上の情報のこと。具体的には以下のような種類があります。
- ホームページ
- ブログ・コラム
- ニュース記事
- SNS
- YouTubeなどのデジタル動画
ホームページやブログ・コラムならテキスト、YouTubeなら動画がメインになります。
デジタルコンテンツ
デジタルコンテンツとは、データ化された劣化しない情報のこと。一方、本や雑誌、ビデオなどのアナログコンテンツは、複製できません。
そのため、一度制作すると長期間にわたり活用できます。
モバイルコンテンツ
モバイルコンテンツとは、スマートフォンやタブレットといったモバイル端末で利用・閲覧できるデジタルコンテンツのこと。SNSやソーシャルゲーム、電子書籍など、モバイルコンテンツに当てはまります。
当然ながら、パソコンとスマートフォンは画面サイズが異なります。よって、パソコンで閲覧できるコンテンツもスマートフォンでみるときにはサイズを自動で最適化するためにレスポンシブデザイン化しなければなりません。
認知・集客を目的としたコンテンツ
コンテンツの中でも、認知度拡大や集客を目的とした場合に多く利用されるコンテンツを紹介します。
特徴 | メリット | デメリット | |
---|---|---|---|
ブログ・コラム記事 | 商品やサービスの特徴を文章や画像などで解説する
根拠をもとにした執筆者の主観も織り交ぜられる |
商品について多くの情報を紹介できる
商品やサービスの紹介だけじゃなく、悩み解決の記事などから流入できる 検索エンジンでヒットすると多くの人の目に触れる |
制作に時間と手間がかかる
制作方法の知識が必要 |
SNS | TwitterやInstagramなどで多くの人に向けて自身の意見を発信できる
広告を流すことで宣伝可能 アカウント作成し企業のアピールにもなる |
幅広い年齢が目にするため大きな宣伝効果が期待できる
バズったときの宣伝効果が大きい |
使い方によって炎上し、イメージダウンにつながりかねないリスクがある |
書籍・漫画 | 文章や漫画を制作し商品やサービス紹介を行う | 載せられる情報量が多い | 制作が難しく時間がかかる |
動画(YouTubeなど) | 広告などを活用し宣伝できる
文章や画像だけでなく音声を活用したアピールが可能 |
文章を普段読まないターゲット層へも宣伝可能
音声を活用することで印象に残りやすい |
知識が無いと制作できない |
コンテンツにはそれぞれ特徴があります。Webや紙媒体、テキストや図解、動画など、届け方や発信方法もさまざまです。
発信したい内容や領域に応じて、相性の良いコンテンツを届けましょう。
育成を目的としたコンテンツ
次にコンテンツの中でも、育成を目的とした場合に多く利用されるコンテンツを紹介します。
特徴 | メリット | デメリット | |
---|---|---|---|
セミナー・ウェビナー | Webや対面での講習 悩みを持っている人を集め、解決方法を提供する |
直接やり取りしながら講習を行える
相手の質問など聞け、対応できる |
宣伝し人を集めないといけない
会場の設営など人件費がかかる |
ホワイトペーパー | 商品紹介や悩み解決などの顧客が求める情報をまとめたもの | 顧客が求める情報をまとめることで、商品やサービスへの興味を引き立てられる
ダウンロード時に会社情報などを提供してもらえる |
一方的に知識を提供するだけで、相手の質問などを受けれない
文章量が多く、途中で離脱してしまうことがある |
メールマガジン | メールで送る雑誌のようなもの 文章や文字、画像でアピールできる |
潜在顧客などのターゲットに対し、的確にアピールできる
画像や文字を駆使して全年齢に分かりやすくアピールできる |
メールを見ない人には効果が無い
頻度が多いと煩わしく感じられる |
営業資料 | パワーポイントなど営業で使用する資料 | 伝えたいことを的確に伝えられる | 制作に時間がかかる |
どのコンテンツも使用する場面を工夫すれば、育成目的として有効に活用できます。
良質なコンテンツとは何か6つのポイント
それでは、良質なコンテンツとは何か6つのポイントを紹介します。
- ユーザーが求める情報
- ユーザーにとってメリットになる情報
- ユーザーの潜在的な悩みを解決する情報
- ユーザーにとって分かりやすい情報
- ユーザーが知らないオリジナリティの高い情報
- ユーザーがつい拡散・共有したくなる情報
ユーザーが求める情報
まず、ユーザーが求める情報こそ良質なコンテンツです。
「ユーザーが求めている=需要が高い情報」であると言えます。求められている情報なら、多くのユーザーに閲覧されるでしょう。
もし閲覧されない・読まれないコンテンツなら、あってもなくても変わりません。誰かから必要とされるコンテンツは良質と言えるでしょう。
ユーザーにとってメリットになる情報
ユーザーにとって、何らかのメリットがある記事や動画も良質なコンテンツです。
記事や動画を閲覧するうえで、ユーザーは自分の時間を消費しています。自分の時間を削りながらも、知りたい情報があって検索しているため、何も得られなければ時間の無駄になりかねません。
そこで、「この情報に出会えて良かった」と気づきや喜びを与えられるコンテンツは、良質であると言えます。
ユーザーの潜在的な悩みを解決する情報
ユーザーの潜在的な悩みの解決につながるコンテンツも良質です。ユーザーは何らかの悩みや疑問を持って検索しているものの、自身ですら気づけていないニーズもあります。
例えば、コンテンツを作りたいという明確なニーズがある場合。コンテンツの作り方をリサーチする方の潜在的なニーズとして、「事業や認知をもっと伸ばしたい」「できるだけ自分の工数はかけたくない」こうした悩みがあるかもしれません。
このように、自分の中では明確に言語化していないニーズにまで手が届くコンテンツはとても有益です。
ユーザーにとって分かりやすい情報
良質なコンテンツは、例外なく分かりやすいです。
「漢字ばかりで読みにくい」「テキストがごちゃごちゃしていて内容が入ってこない」「何を言いたいのかわからない」こうしたコンテンツはユーザーから好かれません。
ユーザーから求められないコンテンツは良質とは言えないでしょう。
また分かりやすさは、ユーザーの納得感にもつながるため、欠かせない要素です。
ユーザーが知らないオリジナリティの高い情報
ユーザーが知らないオリジナリティに溢れるコンテンツは良質です。
どのコンテンツも似通っていれば、ユーザー体験として新しい発見もなく面白くありません。
しかし、他では知り得なかった独自の情報が掲載されていたら、「何これ、初めて見た」「これはもっと詳しく知りたい」などと興味関心につながります。
こうした感動的なユーザー体験を届けられるコンテンツも有益です。
ユーザーがつい拡散・共有したくなる情報
ユーザーがつい共有したくなる情報も、良質なコンテンツに含まれます。
人は本当に良かった情報は、すぐ友人や知人にも伝えたくなります。単純に「みんなにも知ってもらいたい」「共感を持ってもらいたい」などの気持ちが強いのでしょう。
つまり、共有や拡散された情報は、その人の心にグッとくるものがあった証拠です。人々の心を動かして行動させるコンテンツは有益であり、品質の高い内容と言えます。
良質なコンテンツを作成するポイント
では最後に、良質なコンテンツを作成するポイントを4つ紹介します。
- ターゲットとするユーザーを熟知する
- 自社商品とサービスを分析する
- 競合他社の分析をする
- オリジナルコンテンツを作成する
ターゲットとするユーザーを熟知する
良質なコンテンツを制作するためには、ターゲットとするユーザーを熟知することが必要です。
ユーザーを深く知らなければ、悩みやニーズ、知りたいであろう情報や伝え方も明確になりません。
分かりやすく内容の濃いコンテンツを作るためにも、まずユーザーを知るところから始めましょう。
自社商品とサービスを分析する
自社商品やサービスの理解も重要です。
自社商品やサービスの提示は、言わば悩みを持つユーザーの解決策となり得る内容になります。そこで、ユーザーが抱える悩みを解決できる的確なアプローチができなければ、ユーザーは何にも得られず満足してもらえません。
的確な訴求は、商品やサービスを熟知していなければ難しいでしょう。
だからこそ、商品やサービスの理解も徹底して行ってください。
競合他社の分析をする
競合他社の分析も有益なコンテンツ作りに大切です。
「他社はどのような訴求をしているのか」を分析することで、「自分たちはこうしたほうが良さそう」とヒントにつながるでしょう。
また、差別化ポイントも思い浮かべる可能性を高められるため、新しい角度からの言及もできます。
オリジナリティの高いコンテンツ作りにも役立てられるでしょう。
オリジナルコンテンツを作成する
少し難易度は高いですが、独自のコンテンツ作りにも挑戦してみてください。
他社が行っていないオリジナリティの高いコンテンツは、ユーザーの興味関心をグッと惹きつけます。
他のコンテンツと似通っていると、あまり感動はなくそこまでの満足感は得られないかもしれません。
オリジナルで高品質なコンテンツは、第一印象も良いため、良質なものとして高評価を獲得できます。
まとめ:コンテンツとは何かを理解して正しく価値提供をしよう
コンテンツはデジタルやアナログ問わず、ビジネスや娯楽などでとても大切な要素です。
特にインターネット時代で情報が溢れる中、コンテンツの品質は問われています。
本記事でお伝えした良質なコンテンツ作りのポイントをおさえたうえで、より良い記事や動画作成に取り組んでみてください。
なお、ワンページ株式会社では、良質なホームページやコンテンツを制作し、お客様の事業をサポートいたします。運用もできますので、トータルでの支援も行います。
ターゲットユーザーのニーズを汲み取り、良質なWebサイトを作りたい方は、ぜひお気軽にご相談ください。