インターネットが普及する現在において、どの企業もホームページを保有しているのが一般的です。
とはいえ、全ての企業がホームページを持っているとは限りません。中にはSNSのみLINEアカウントのみといった企業もあるでしょう。
ホームページがある会社が一般化しているため、サイトのない企業は怪しいと思ってしまう方もいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、ホームページがないことで生じる7つのデメリットを紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
この記事の内容
ホームページがない会社に抱く印象

現代社会では、企業の第一印象はWeb上で判断される傾向があります。
そのため、検索しても情報が出てこない企業に対しては「規模が小さそう」「透明性が乏しい」などのネガティブなイメージを抱きかねません。
具体的に、以下のような印象を持たれる可能性があります。
- 小さい会社と断定される
- 古い会社の印象
- 情報を何も入手できない
- 怪しい・信じられない
- 就職先として安心できない
小さい会社と断定される
まず「規模の小さな会社なのだろう」と受け取られる可能性があります。
現代では、個人事業主でもホームページを持つのが珍しくない時代になりました。
そのような中でホームページを開設していないと「事業規模が小さく、取引も限定されているのでは?」と推測されやすくなります。
また、見込み顧客や求職者は、企業情報をWebで調べるのが当たり前になりつつあり、ホームページがないと、営業面や採用面でマイナスに働くおそれもあるでしょう。
こうした点から、会社の規模に関係なく、信頼性の確保にはホームページは不可欠です。
古い会社の印象
ホームページが存在しない企業は、デジタル化に遅れている「古い体質」の会社だという印象を与えかねません。
DX(デジタルトランスフォーメーション)が叫ばれる昨今では、Web上の存在感が企業の先進性や柔軟性を象徴する時代です。
それにもかかわらず、ホームページがないと「時代の流れについていけない」「革新的な取り組みをしていない」などのイメージにつながることもあるでしょう。
そのため、ホームページの存在は、企業ブランディングや先進性を示すうえでも、無視できない要素です。
情報を何も入手できない
Web上で社名を検索しても、連絡先やサービス内容などの基本情報すら見つからない場合、ユーザーにとって大きな不信感の原因になります。
消費者やビジネス関係者は、何か気になることがあれば、まず検索エンジンで調べるのが一般的です。
そこで何の情報も出てこなければ「本当に存在する会社なのか?」「どのように連絡するのか?」と不安になり、問い合わせすらされません。
紙媒体のパンフレットや口コミだけに頼りきるよりも、正確な情報をWeb上に掲載しておくと、ユーザーに安心感を与えられるでしょう。
怪しい・信じられない
ホームページが存在しない企業に対して「なんだか怪しい」と感じる人は少なくありません。
特に、初めてその企業と接する見込み顧客にとって、Web上に一切情報がない状態は「実態がないのでは?」と疑念を抱かせる原因になります。
世の中には、実態が不明で、詐欺的な事業者やトラブル企業も存在します。そこで、会社概要や代表者名、事業内容などの基本情報が不明な状態は、大きなマイナス要因になってしまうでしょう。
就職先として安心できない
ホームページがない状態は、採用活動にもマイナス要素としてはたらいてしまいます。
求職者にとって、企業選びの際にホームページの有無は非常に重要な判断材料になります。
ホームページがないだけで「労働環境が不透明」「ブラック企業なのではないか」などのネガティブ要素が浮かび、候補から外されるかもしれません。
特に若い世代はデジタルネイティブ世代であり、情報収集をWeb検索を中心に行う傾向が強くなりました。
採用競争で不利にならないためにも、求職者に安心感を与えるホームページの整備が求められます。
ホームページがない会社に共通する理由

ホームページを持たない理由は、予算や集客に対する考え方など、理由はさまざまです。しかし、いずれにしてもビジネスチャンスの損失につながるリスクは否めません。
具体的に、ホームページを開設していない企業に見られる主な共通点を整理しました。
- 会社の規模が小さい
- Webによる集客力を把握できていない
- 新規顧客の獲得方法を知らない
- 他の集客ツールに注力している
- 少しでもコスト削減をしたい
- 必要性を感じていない
会社の規模が小さい
まず、比較的小規模な事業体である点です。
たとえば、従業員数が少ない個人経営や家族経営の企業で、紹介や口コミだけで仕事が回っている場合、ホームページへの優先順位が低くなることがあるでしょう。
しかし、会社の規模が小さいからこそ、インターネットを活用して効率的に認知度を獲得するのも集客の手段です。
小さな企業でも、チャンスを広げられるのがWebの強みです。今後の成長を見据えて、ホームページの開設を検討する価値は十分にあるでしょう。
Webによる集客力を把握できていない
「Webから集客できるイメージが湧かない」のも、ホームページを持っていない理由のひとつです。
特に、オフライン中心のビジネスや地域密着型の業態では、ネット経由の顧客獲得にピンとこない方も多いかもしれません。
しかし、いまや多くのユーザーがスマートフォンで「近くの店舗」「おすすめの業者」を検索する時代になりました。少しの情報発信でも、Webが新たなご縁をつないでくれる可能性は大いにあります。
まずは、シンプルなホームページから始めてみるのも一つの手です。
新規顧客の獲得方法を知らない
「ホームページがあっても、どうやって新規顧客の獲得につなげればいいかわからない」という不安の声は、多くの企業に共通しています。
確かに、リアルでの営業や紹介に慣れていると、Web経由の顧客獲得は未知の領域に感じられるかもしれません。
しかし現代では、問い合わせフォームや地図情報、実績紹介など、ホームページに最低限の情報を載せるだけでも十分に信頼され、選ばれるきっかけになります。
難しく考えすぎず、SEOによる認知拡大を目指せば、見込み顧客との出会いが自然に生まれてくるでしょう。
他の集客ツールに注力している
SNSや口コミ、紙の広告など、ホームページ以外の方法で集客している企業も多くあります。
たとえば、InstagramやLINE公式などのSNSは、手軽に始められて即効性も得やすく、業種によっては十分な効果を感じている場合もあるでしょう。
ただ、これらの手段は「認知のきっかけ」としては優れている一方で、情報が流れやすく、詳細を伝えるには限界があります。
たとえば、SNSで自社を知った人が「どんな事業をやっているの?」「もっと詳しく知りたい」と思った際に、たどり着く公式な情報源がないと、そこで離脱されかねません。
ホームページは、そうした興味を持ったユーザーに対して、会社の強みや実績、商品サービスを体系的に届けられる「情報の受け皿」として機能します。
今使っているツールを活かしながら、ホームページを「情報のハブ」として整備すれば、集客の成果はより安定し、広がりも期待できるでしょう。
少しでもコスト削減をしたい
「コストを抑えたい」というのは、どの企業にとっても重要なテーマです。特に小規模事業者や創業間もない企業では、余計な出費はできるだけ避けたいと考えるのは自然なことでしょう。
しかし、近年では低コストで作れるサブスク型のホームページ制作サービスや、無料で始められるCMSも多く登場しており、以前ほど費用のハードルは高くありません。
初期投資は必要でも、長期的な集客効果や信頼性向上の価値を考えれば、むしろコストパフォーマンスは非常に高いといえるでしょう。
必要性を感じていない
「ホームページがなくても今までやってこれたから」という理由で、必要性を感じていない企業も少なくありません。
特に、紹介や既存取引先からの仕事で成り立っている企業では、新規開拓の必要性が薄く、Webへの関心も低いでしょう。
しかし、顧客の購買行動や採用市場は急速に変化しており、インターネット上に情報がない企業は次第に選ばれにくくなっています。
今は問題がないとしても、将来に向けた事業の安定性や発展性を考えれば、ホームページの必要性は高まる一方です。
時代の変化に対応するための投資として、今こそ必要性を再認識すべきタイミングといえるでしょう。
ホームページがない会社のデメリット7つ

それでは、ホームページがない会社のデメリットを7つ紹介します。
- 新規顧客やビジネスチャンスを獲得しづらい
- 競合他社との競争に勝てない
- 世間からの認知獲得が難しい
- 社会的な信用を得にくい
- 不要な人件費のコスト削減ができない
- 人材の採用が難しい
- ITやWeb人材の育成やノウハウの蓄積ができない
新規顧客やビジネスチャンスを獲得しづらい
ホームページが無いと、新規顧客やビジネスチャンスを獲得しづらいデメリットがあります。ホームページは、商品やサービスの宣伝を24時間行います。
また、インターネット上に公開されるため、国内外問わずあらゆるユーザーがアクセスする可能性があるでしょう。これまで知らなかった人々もホームページをきっかけに、問い合わせや相談につながるかもしれません。
そして、他の企業へのアピールになるため、大きなビジネスチャンスを得るきっかけになることもあります。つまり、ホームページがないだけで新規顧客の獲得の機会やビジネスチャンスを逃しかねません。
競合他社との競争に勝てない
ホームページがないと、サイトを持つ競合他社との競争に勝てない恐れがあります。
現在では、スマホやパソコンでの情報収集が一般化しているため、多くの場合消費行動にもインターネットの利用は含まれます。
ホームページがないとインターネット上で情報が知れず、購入や問い合わせに至る可能性は低いでしょう。そうなれば、競合他社との競争にも勝てません。
世間からの認知獲得が難しい
ホームページがないと、世間からの認知獲得が難しいデメリットもあります。
総務省の調査によると、インターネット利用者の割合は、13〜59歳の各年齢で9割以上だと公表されました。
つまり、ホームページがないだけでこの9割の層にアプローチしづらい状況といえます。大きな宣伝効果が期待できるインターネットを活用できていないと、多くの人に認知してもらえる機会も中々作れないでしょう。
社会的な信用を得にくい
また、ホームページがないと社会的な信用を得られにくいです。
そもそも、企業のコーポレートサイトがあることは一般的であり、ない方が珍しいといった認識が強いでしょう。サイトがないだけで、第一印象はあまり良くないです。
加えて、ホームページがないと企業情報が入手できず、信用できる企業かどうか判断できません。情報が分からない企業に仕事を相談するのはリスクに感じられます。
そのため、ホームページがないと社会的な信用を得ることが難しいでしょう。
不要な人件費のコスト削減ができない
ホームページがないと、不要な人件費がかかり、コスト削減ができません。商品宣伝や人材採用、企業紹介など、ホームページが担う役割を別の手段で行う必要があります。
また、予約や問い合わせなどもホームページがないとスタッフが個別に対応しなければなりません。そこで膨大な人件費が発生し、コストが膨大になるでしょう。
人材の採用が難しい
人材採用の面でもデメリットが生じます。就職希望者は、まず企業についてホームページで調べます。しかし、企業情報が得られないと、どのような会社かイメージできず敬遠されかねません。
また、ホームページに採用情報を掲載しておくと、面接の問い合わせ日程や募集要項などの情報を確認できます。
ホームページを通じて採用中とアピールできるので、興味を持った求職者もアプローチしやすいでしょう。
ホームページがなければ、多くの人に採用募集の実施を知ってもらえず、優秀な人材を取り逃がしかねません。そのため、ホームページがないと採用面でも難しいでしょう。
ITやWeb人材の育成やノウハウの蓄積ができない
ホームページを制作しないと、ITやWeb人材の育成やノウハウの蓄積もできません。急速にIT化が進む中で、ITやWebに関する知識は必要不可欠です。
ホームページやオウンドメディアがあると、運用担当として任せる中でマニュアルを作成し、実際にレクチャーしていく中で人材育成を進められます。
人材のスキルレベルが高まれば、組織全体としての実力も向上します。ホームページがないだけで、育成面でも手を焼いてしまうでしょう。
ホームページがない会社が開設して得られる効果

続いて、ホームページがない会社が開設して得られる効果を4つ紹介します。
- 多くの人に会社を知ってもらえる
- ブランドイメージが定着する
- 新規顧客が舞い込むチャンスが増える
- 人材採用も実施しやすくなる
多くの人に会社を知ってもらえる
まず、ホームページの開設による最大のメリットは、認知度の拡大です。
商品やサービス内容を検索したユーザーが、サイトを通じて会社について認知してくれます。
ホームページは広告とは違い、対策すればGoogleやYahoo!の検索結果にも表示されるため、費用もおさえられます。
一度ホームページを開設すれば、運用し続ける限り宣伝してくれるため、短期的ではなく中長期的にも効果が期待できます。
ブランドイメージが定着する
ホームページを作ることで、ブランドイメージの定着もできます。
ホームページにアクセスしたユーザーに「弊社は〇〇のサービスを提供しています」「このようなビジョンを持っています」など企業情報を掲載することで、「〇〇の会社」とイメージを抱いてもらえます。
このイメージは他社との差別化にもなり、商品やサービスが選ばれる理由にもなるでしょう。
ブランディングにより、ターゲットからの信頼獲得にもつながります。
新規顧客が舞い込むチャンスが増える
ホームページがあると、新規顧客が舞い込むチャンスも大幅に増えます。
特定の悩みを持ったユーザーが検索し、会社のホームページが検索上位にヒットしたとしましょう。すると、認知だけでなく「この会社なら解決してもらえそう」と思ってもらえれば、そのまま問い合わせにつながる可能性が高まります。
このように、認知から興味、購入・問い合わせまでの流れをホームページが担うため、新規顧客の獲得にもつながります。
人材採用も実施しやすくなる
ホームページがあると、人材採用も実施しやすくなります。
求職者は、どのような企業なのか仕事内容や職場環境、ビジョン、報酬面などさまざまな情報を収集します。ホームページを通じてそうした情報を確認できるため、興味を惹かれればそのまま応募する方もいるでしょう。
そして、それらはホームページだけで完結させられます。このように、人材採用への無駄な人件費を割くことなく採用活動ができます。
ホームページがない会社のサイト開設方法

では、ホームページがない会社がサイトを開設する方法を3つ紹介します。
- WordPressなどのCMSで自作する
- フリーランスに依頼する
- 制作会社に依頼する
WordPressなどのCMSで自作する
ホームページ制作のコストを限りなく削減するなら、WordPressなどのCMSで自作する方法があります。
自作すれば、レンタルサーバー代やドメイン代など、年間数万円でホームページを制作から運用まで可能です。
しかし、全くITに関する知識が無いと、時間がかかるうえ企業の魅力を引き出すサイト制作は難しいでしょう。
ホームページを作成できても、必要な情報が不足していると効果はありません。
高いクオリティのホームページを制作するためには、高度な知識が必要です。また、目まぐるしく変わり、進化を続けるネット業界で常に新しい知識をつけながら運用することは難しいでしょう。
フリーランスに依頼する
フリーランスにホームページ制作を依頼する方法もあります。フリーランスへの依頼だと自作より費用はかかりますが、比較的安価で作成できます。
しかし、依頼者によってスキルレベルは異なるため、求めているホームページが作成できるとは限りません。また、途中で連絡が取れなくなるといったトラブルが生じるリスクもあります。
そのため、大事な企業のホームページであれば、実績や評判を十分に加味して選定しましょう。
制作会社に依頼する
そして、制作会社に依頼する方法があります。制作会社は、専門的な知識と高い技術を持った人材が、クオリティの高いホームページを制作してくれます。
集客に強いホームページ、採用活動に最適なホームページなど希望に沿ったホームページ制作も可能。また、ホームページ制作以外にも市場調査や運用なども巻き取れる企業もあり、トータルの支援もお任せできます。
制作会社への依頼は費用が割高になりやすいですが、しっかりと選定すればコスパの良い高品質なサイトができるでしょう。
ワンページ株式会社では、高い技術を持った専門スタッフが、デザイン性と集客力の高いホームページを制作します。制作後の運用サポートも整っており、期待するゴール地点へ到達するためのサイト作りが行えます。
ホームページに関するお悩みは、ぜひワンページ株式会社へご相談ください。
まとめ:ホームページがない会社は損をしないために制作しよう

ホームページがない会社は、「認知されにくい」「選ばれない」など、非常に大きな損失を被ります。その損失は、制作費用よりも日に日に大きくなるでしょう。
ホームページからの流入を増やすことで、売上アップも期待できます。ホームページの開設を前向きに検討してみてください。
とはいえ、ホームページが必要かどうかは、事業内容や状況によっても異なる場合があります。
そこで、ワンページ株式会社ではホームページが必要かどうかしっかりとヒアリングし、貴社にとってより良い提案をさせていただきます。まだ迷われている段階でも相談いただけますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。


