ECサイトを立ち上げても、ユーザーに周知されなければ売上は伸ばせません。
「ECサイトを運営しているが思うように売上が伸びない」
「ECサイトの効果的な集客方法が知りたい」
このように思う担当者は少なくないでしょう。
そこで本記事では、ECサイトの集客を増やす方法を紹介します。効果的な方法やポイントについても解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事の内容
ECサイトの集客方法7選
それでは、Eサイトの集客方法を7つ紹介します。
- SEO対策
- コンテンツマーケティング
- Web広告
- SNS運用
- アフィリエイト広告
- メールマガジン
- LINE
SEO対策
ECサイトの集客では、SEO対策が欠かせません。
SEO対策で、検索結果の上位表示を実現できれば、自然流入が増える効果が期待できます。
検索結果で上位に表示されるほどユーザーの目にとまりやすいため、集客率も高まるでしょう。
コンテンツマーケティング
コンテンツマーケティングも有効な手法です。
広告は企業が一方的に情報を発信するため、敬遠される恐れがあります。
コンテンツで情報を発信すれば、ユーザー自身がサイトにアクセスして知りたい情報を入手できるのがポイントです。
また、広告は出稿を停止した時点で情報を発信できなくなります。コンテンツは存在し続ける以上、ユーザーに対して継続的に情報を発信できます。
Web広告
Web広告も、ECサイトの集客に役立ちます。Web広告の主な種類は以下の通りです。
- リスティング広告
- 動画広告
- アフィリエイト広告
- リワード広告
- ディスプレイ広告
- SNS広告
インターネットの普及に伴い、パソコン以外にもスマートフォンやタブレットなど、ユーザーがWeb広告を目にする機会は増えています。
知りたい情報を検索中に、興味のあるジャンルの広告が目に留まれば、サイトにアクセスする可能性もあるでしょう。
特にリスティング広告は、検索結果の最上部に表示されるため、高い集客効果が期待できます。
SNS運用
SNSの運用もECサイトの集客に役立ちます。
SNSは誰でも気軽に利用できるため、情報拡散力に優れているのが特徴です。
自社のSNSアカウントを作成し、そこで情報を発信すれば、パソコンを使わないユーザーの目にも留まりやすいでしょう。
ユーザーがSNSで口コミを投稿すれば、そこからさらに新規顧客の獲得につながる可能性もあります。
アフィリエイト広告
アフィリエイト広告は、企業に代わりアフィリエイターが宣伝してくれます。
広告による多少の違いはありますが、アフィリエイトは主に成果報酬型のため、費用対効果は高いといえるでしょう。
アフィリエイターのジャンルはさまざまですが、潜在層へのアピールになるのもメリットです。
メールマガジン
メールマガジンも、ECサイトの集客方法として有効です。
メールを送る相手は、商品を購入した方以外にも、問い合わせや資料請求をした方なども含まれます。
例えば、商品の購入者へレビュー投稿を依頼する際に、次回購入時に利用できるクーポンを発行すれば、リピーター獲得のチャンスにつながるでしょう。
資料請求や問い合わせに対する返信に、キャンペーン情報や初回購入特典などをメールマガジンで配信すれば、新規顧客の獲得につなげられます。
ただし、大勢に一斉送信する場合は手間がかかるので、有料ツールを使う必要があることに留意しましょう。
LINE
LINEは、幅広い層にアピールできるのが魅力です。
企業がLINEの公式アカウントを持っていれば、LINEを通してユーザーとコミュニケーションできます。
さらに、ECサイトとLINEを連携させれば、ECサイトの商品をLINEショッピングに掲載できるのもメリットです。
LINE広告も活用すれば、さらに集客力が高まるでしょう。
ECサイトの集客が難しいと言われる理由
ECサイト業務の課題として、煩雑化しやすいことが挙げられます。
- 商品の企画や仕入れ
- ECサイトの構築
- プロモーション
- 受注管理・在庫管理
- 出荷・配送
- アフターサポート
ECサイトの運用にはさまざまな工程があり、規模が拡大するほど、さらに業務負担が増えるでしょう。リソースや人材の確保も容易ではありません。
また昨今では、多くの企業がEC市場に参入しているため、競争率が激しいこともECサイトの集客が難しいと言われる理由です。
ECサイトの集客アップを実現する6つのポイント
次に、ECサイトの集客アップ実現に向けて、おさえておきたいポイントを6つ紹介します。
- ターゲット層を明確にする
- 良質な口コミを獲得する
- 動画コンテンツを取り入れる
- 店舗と積極的に連携を図る
- ECサイトのメディア化をする
- Amazonや楽天市場の集客力を活用する
ターゲット層を明確にする
まずは、ターゲット層を明確にします。
ターゲット層が曖昧なままでは、効果的な集客方法は見い出せません。
どんな層に商品やサービスを利用して欲しいのか、ターゲット層を設定してください。
- 年齢
- 性別
- 居住エリア
ターゲット設定では、上記のように大まかな目安を設定します。
そこからさらに掘り下げるには、ペルソナ設定で架空の人物像を設定すれば、より詳細なユーザーニーズを把握できるでしょう。
良質な口コミを獲得する
そして、良質な口コミを獲得することも大切です。
ユーザーが商品やサービスの購入を検討する際、口コミを参考にすることも多いでしょう。
受け取り方には個人差があるものの、良い口コミが多ければ信頼性が高いアピールになります。
良質な口コミを獲得するには、クーポンや特典などユーザーにとってのメリットになる要素を取り入れるのが有効です。
動画コンテンツを取り入れる
動画コンテンツを取り入れましょう。
動画コンテンツでは、テキストや広告では伝えられないニュアンスや使用感を伝えられます。
静止画より動画の方が、ユーザーの記憶に残りやすいのもメリットです。注目度が高まれば、SNSで動画が拡散されることもあるでしょう。
動画コンテンツは、ECサイトの集客方法に有効なので積極的に取り入れてください。
店舗と積極的に連携を図る
ECサイトとは別に実店舗があるなら、積極的に連携を図ってください。
ECサイトで注文した商品を、店舗受け取りにすれば送料無料になるので近隣のユーザーにはメリットです。
ポイントプログラムを導入しているなら、実店舗とECサイトの両方でポイントが貯まるようにすれば、ユーザーはポイントを有効活用できます。
ECサイトのメディア化をする
ECサイトのメディア化も検討しましょう。
ECサイトは、商品を販売するのが本来の目的です。しかし、商品を並べているだけでは、ベネフィットやメリットを訴求できません。
商品開発の秘話や商品の使い方を紹介するコンテンツを盛り込めば、ユーザーの購買意欲を高める効果が期待できます。
Amazonや楽天市場の集客力を活用する
Amazonや楽天市場の集客力を活用するのも選択肢の一つです。
Amazonや楽天などの大手ECサイトは多くのユーザーが利用しているため、一からECサイトを構築するより集客しやすいでしょう。
ただし、競争率が高いので、競合との差別化が必要不可欠です。
ECサイトにおける集客の成功事例3選
では最後に、ECサイトにおける集客の成功事例を3つ紹介します。
- ホームセンター コメリ
- ユニクロ
- 浅野屋
ホームセンター コメリ
ホームセンターコメリは、自社ECサイトで日用品や園芸品、建築資材などさまざまな商品を販売しています。
商品を探しやすいようにカテゴリ別に分類し、売れ筋ランキングなどを紹介しているのも特徴です。欲しい商品が見つかったら、ワンクリックで購入ページに移動できます。
他にも、トピックスとして、ユーザーにとって有益な情報を発信しているのも注目したいポイントです。
ユニクロ
ユニクロは、店舗とECサイトを連携させているのが特徴です。
ECサイトで購入した商品を、最寄りの店舗で受け取れるサービスは評判が良く売上アップに繋がっています。
ユニクロはSNSやアプリを効果的に活用しているのも特徴といえるでしょう。
また、オンライン限定商品や、デザインを動画で確認できるなど独自の取り組みも行っています。
浅野屋
浅野屋は、1933年創業の老舗パン屋です。
軽井沢や東京など、国内に12店舗を展開しており、オンラインショップでも一部の商品を取り寄せできます。
店舗のポイントカードをデジタル化し、店舗でもオンラインショップでもポイントが貯まる工夫を取り入れているのが特徴です。
LINEとの連携にも対応しており、LINEでクーポンを配布して購買意欲を高めています。
まとめ:ECサイトへの集客方法を実践して売れるサイト作りをしよう
ECサイトを成功させるには、いかに集客するかがポイントです。
新規顧客の獲得も重要ですが、そこからリピーターにつなげることも大切です。
本記事で紹介したように、集客方法にはさまざまな種類があります。自社にマッチした方法を見つけて、売れるサイト作りをしてください。