企業の強みの見つけ方6選!分析できる3つのフレームワークも紹介

「企業が持つ強みの見つけ方は?」
「自社の強みを分析する効果的な方法を知りたい」

企業の強みを見つけることは、自社のブランディングや営業、世間への効果的なアピールを行ううえで欠かせません。

しかし、強みを探そうにも方法が分からず、何がストロングなのか悩む方もいるでしょう。

そこで本記事では、企業の強みの見つけ方や分析に役立つフレームワーク、強みを見つける際の注意点を紹介します。

企業の強みの見つけ方6選

では早速、企業の強みを見つける方法を6つ紹介します。

  1. 強みが何かを理解する
  2. 同業他社と比較する
  3. 弱みから強みを見出す
  4. 社員・スタッフにヒアリングする
  5. 取引先・お客様にヒアリングする
  6. マインドマップを活用する

強みが何かを理解する

まずは、強みが何かを正しく理解しましょう。

企業の強みとは、自社が顧客に選ばれる理由や要素になるもの。お客様が競合他社ではなく自社を選ぶ理由が、そのまま企業の強みになり得ます。

企業の強みを見つける際は、顧客目線で自社を選びたくなる理由を探しましょう。

同業他社と比較する

同業他社と比較して、自社の強みを探してみてください。

商品やサービスの値段やスペックなど、数値で比較した際に自社の方が優れている分野は、そのまま企業の強みにできる可能性が高いです。

「技術力の高さ」や「サービス品質の高さ」など、数値での比較が難しいものは、社員の受賞歴や資格取得率などで比較しましょう。

弱みから強みを見出す

企業の強みは、弱みから見出すのも一つの手段です。

一見、ネガティブな印象のある要素でも、視点を変えればポジティブな要素に変換できます。

例えば、「商品の制作期間が同業他社より長い」という弱みと思われる要素でも「品質にこだわった制作」という強みとして考えられます。

そのため、企業の強みを探す際は、ポジティブな要素だけでなくネガティブな要素も書き出しましょう。

社員・スタッフにヒアリングする

社員やスタッフに、自社の強みをヒアリングすることも重要です。

現場でお客様と接している社員やスタッフは、お客様から感謝された経験などから、隠れた自社の魅力を把握している可能性があります。

また、社員やスタッフが感じている自社の課題が、企業の強み発見に結びつくもあるでしょう。

取引先・お客様にヒアリングする

取引先やお客様に、ヒアリングすることも大切です。

先述したように、企業の強みは顧客に選ばれる理由に直結します。そのため、取引先やお客様が自社と付き合う中で感じているメリットが、そのまま優位性になる可能性が高いです。

自社を選んだ理由や取引を続ける理由を、詳しくヒアリングしてみましょう。

マインドマップを活用する

あらゆる方法で得た情報をマインドマップにまとめ、俯瞰から企業の強みを見つけ出すのも有効な手段です。

企業の強みを見つけるためには、自社の現状を多角的に分析することが重要です。

マインドマップを活用し、集めた情報をつなぎ合わせることで、今まで見えていなかった企業の強みを見つけられるでしょう。

企業の強みを分析するための3つのフレームワーク

ここからは、企業の強み分析に役立つ3つのフレームワークを紹介します。

  1. 3C分析
  2. SWOT分析
  3. VRIO分析

3C分析

3C分析とは、下記の3要素を掘り下げる分析法です。

  1. 市場・顧客(Customer)
  2. 競合(Competitor)
  3. 自社(Company)

市場・顧客の掘り下げは、アンケートやマーケティング調査で実施。社会情勢を踏まえたうえで、顧客のニーズや消費活動を把握することが重要です。

競合の掘り下げは、同業他社の性質を明確化して行います。同業他社の特徴や現状の位置づけを具体的に把握しましょう。

自社の掘り下げは、市場・顧客、競合の分析結果をもとに行ってください。市場状況や同業他社などと自社を比較することで、自社の強みや課題を浮き彫りにできます。

SWOT分析

SWOT分析とは、下記の4要素を掘り下げる分析方法です。

  1. 強み(Strength)
  2. 弱み(Weaknesses)
  3. 機会(Opportunities)
  4. 脅威(Threats)

強みは、自社の強みから視野を広げていきましょう。すると、現状アプローチしていない顧客層を想像しながら、その顧客層にメリットのある強みを見つけ出せます。

一方、弱みを見つけるために、自社だけでは解決しきれない問題をピックアップしてください。強みに関連する弱みを見つけ出すことが大切です。

機会を掘り下げるには、自社におけるビジネスチャンスを考えてみましょう。自社の売上アップや知名度向上につながる外的要因を具体的に探してください。

脅威は、機会の深張りによって見つけた外的要因が、自社に与える悪影響を考えてみましょう。

VRIO分析

VRIO分析とは、下記の4要素を掘り下げる分析方法です。

  1. 経済的な価値(Value)
  2. 希少性(Rarities)
  3. 模倣困難性(Imitability)
  4. 組織(Organization)

VRIO分析では、まず分析対象とする競合他社を選びます。VRIO分析で掘り下げる4要素の中でも、希少性模倣困難性に注目しながら、分析する企業を選定しましょう。

VRIO分析は「V→R→I→O」の順に沿って競合他社との比較をしていきます。

  • Vを評価して劣っていれば「競争劣位」。自社商品やサービスを見直す
  • Vが優れていればRを比較する
  • Rが優れていればIを比較する
  • Iは優れていればOを比較する
  • 把握できた競合優位性を元に、今後の経営戦略を練る

競合他社との競争優位性を比較することで、自社の強みを相対的に把握できます。

企業の強みを見つけるときの注意点

では最後に、企業の強みを見つけるときの注意点を3つ紹介します。

  1. 「強み」と「特徴」を混同させない
  2. 自社の状況とマッチするか確認する
  3. あらゆる視点から探す

「強み」と「特徴」を混同させない

よくある間違いとして、企業の強みと特徴を混同してしまうケースがあります。

会社の存続年数の長さや経験の豊富さは、会社を支える基礎にはなり得ますが、顧客が自社を選ぶ決め手には欠けるでしょう。

このように、会社の存続のメリットにはなり得るが、顧客のメリットにはなり得ない要素が会社の特徴です。

企業の強みを見つける際は、顧客目線を忘れないようにしましょう。

自社の状況とマッチするか確認する

見つけた企業の強みが、現在の状況とマッチしているか確認することも重要です。

企業の強みを探しているうちに、存在し得ない強みを新たに生み出してしまう可能性があります。

生み出してしまった自社にマッチしない強みを広めてしまうと、「イメージと違う」と悪い評価を受けかねません。

そこで、探し出した強みが自社の現状にマッチするものか、よく考えて判断しましょう。

あらゆる視点から探す

また、一方向だけでなく、あらゆる視点から企業の強みを探すことが大切です。

特定の場所だけで強みを探してしまうと、自社を俯瞰的に見て気づくような強みを見つけられません。

社員やスタッフ、お客様、コンサルタントなどからヒアリングしたり、紹介したフレームワークを活用したりして、多くの視点から強みを探しましょう。

まとめ:企業の強みの見つけ方を知って企業ブランディングにつなげよう

自社を効果的に売り込むためには、企業の強みを適切に把握しておく必要があります。

正しい企業の強みの見つけ方を習得し、企業ブランディングに役立てましょう。

なお、ワンページ株式会社では、企業の強みを活かしたホームページ制作からSEO対策、集客支援まで包括的に行っています。

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