採用活動におすすめなノベルティは?求職者に喜ばれる人気グッズ18選!

「会社説明会や採用面接で配布するノベルティは何がいいだろう?」
「求職者がもらって嬉しいノベルティを知りたい」
「競合と差別化して自社の印象を強く残したい……!」

少子化によって売り手市場の傾向が強くなっている昨今、多くの企業が差別化戦略を練っています。

ノベルティ配布は、その差別化戦略のひとつです。求職者の印象に残る魅力的な贈答品を制作できれば、自社を効果的にアピールできるでしょう。

そこで本記事では、採用活動に有効なノベルティの選び方・求職者に喜ばれるおすすめグッズ18選を紹介します。ぜひ自社のイメージにぴったりなノベルティを探してみてください。

採用活動におけるノベルティの必要性

ノベルティ選定に力を入れるには、配布する必要性を正しく理解しておくことが重要です。

会社説明会や採用面接でノベルティを配布する必要性は、以下の3つが挙げられます。

  1. 自社の名前を印象付けられる
  2. 企業のイメージアップやブランディングにつながる
  3. 情報拡散による認知拡大が期待できる

順番に見ていきましょう。

1.自社の名前を印象付けられる

ノベルティを配布する最大のメリットは、自社の名前を印象付けられることです。

企業名やロゴを入れたグッズを日常的に使ってもらうことで、自社の存在を定期的に思い出してもらえます。

求職者は、複数企業の説明会・面接に参加するのが一般的です。多くの企業を回っていると、各社の印象が薄れていってしまうでしょう。

しかし、日常使いできるノベルティを配布しておけば、自社の存在を忘れないでいてくれる可能性が高いです。求職者が気に入るアイテムであれば、好印象にもつながります。

ノベルティは単なるプレゼントではありません。プロモーションツールとして有効活用しましょう。

2.企業のイメージアップやブランディングにつながる

ノベルティを通じて、企業のイメージアップやブランディングにもつながります。

例えば、以下の通りです。

  • 環境にやさしい原材料を使用する:環境問題への配慮をアピールできる
  • デザイン性の高いグッズを配布する:センスのいい企業と印象付けられる
  • ストーリー性のあるグッズを選ぶ:受け取った方に強い印象が残る

このように、自社のイメージに合ったノベルティを配布することで、求職者に自社の魅力を効果的にアピールできます。

売り手市場になっている現代では、いかに求職者の印象に残るかが重要です。「この企業が気になる」と感じてもらうためにも、ノベルティ制作には強くこだわりましょう。

ノベルティ制作にこだわることは、採用活動に力を入れていることの現れです。求職者にとっても好印象となるでしょう。

3.情報拡散による認知拡大が期待できる

人はユニークな話題や嬉しかったことを、他人に紹介したくなる特徴があります。

SNSが普及している現代では「センスがいい」「もらって嬉しい」と感じてもらえるノベルティを配布すれば、情報拡散による認知拡大も期待できるでしょう。

ノベルティの話題から「どんな会社なのか気になる」と企業サイトを検索してくれる求職者も一定数いるはずです。

ノベルティは低予算で制作できるものも多いため、うまく活用できれば採用コストの削減にもつながる可能性を秘めています。

ただし、話題性を重視するあまりに、不快なデザインや製品を配布してしまうと企業イメージの悪化につながります。受け取った側の気持ちも考えるようにしましょう。

採用活動に有効なノベルティの選び方

ノベルティは自社の宣伝に役立つものですが、ただ配布すればいいわけではありません。

選び方を間違えると、印象に残らないだけでなく、企業イメージの悪化につながるリスクもあります。

ノベルティを選ぶ際は、以下4つのポイントを押さえておきましょう。

  1. 自社と関連性のあるもの
  2. 日常的に使いやすいもの
  3. 持ち運びしやすいもの
  4. SDGsに配慮したもの

順番に解説します。

1.自社と関連性のあるもの

ノベルティ配布の目的は、自社の印象を強く残すことです。

企業名やロゴを掲載していても、自社と関連性の低いものでは、どんな企業か思い出してもらえないでしょう。

一方で、自社にちなんだものを配布していれば、自社の事業内容やコンセプトなどを覚えてもらいやすくなります。

例えば、以下のようなイメージです。

  • IT業界:パソコン・モバイル用品
  • アパレル業界:ファッションや化粧品関連の小物
  • 食品・飲料業界:自社製品をノベルティ化

ノベルティは、パッと見ただけで何をしている会社か連想できるものを選びましょう。

2.日常的に使いやすいもの

ノベルティを配布してもすぐに破棄されてしまったり、企業名やロゴとの接触回数が少なかったりしては宣伝効果が見込めません。

例えば、スマホケースは所持しているスマートフォンの規格に合わないと使ってもらえません。また、すでにお気に入りのケースを付けている可能性が高いでしょう。

他にも以下に挙げるものは、採用活動のノベルティとしてあまり適していないといえます。

  • キーホルダー:日常使いするものではない
  • A4サイズより小さいクリアファイル:使用頻度が少ない
  • 時計:企業ロゴが入ったものは使われにくい
  • 安っぽいマウスパッド:使いにくいため破棄されやすい
  • 書き味の悪いボールペン:使いにくいため破棄されやすい
  • 肌に塗るもの:自分のこだわりがあるため使われにくい

実用性があっても、受け取る側が使いにくいと感じるものは喜ばれにくい傾向にあります。ノベルティ制作をする際は、使用するイメージも具体的に持ちましょう。

なお、企業名やロゴが目立ちすぎると、日常使いしにくいと感じる方もいますので注意してください。

3.持ち運びしやすいもの

ノベルティを受け取った求職者は、会場から持ち帰る必要があります。そのため、日常使いしやすいものであっても、大きくてかさばるものは不親切な印象を与えてしまいます。

例えば、以下のようなものはもらっても困る方が多いでしょう。

  • ボックスティッシュ
  • 壁掛けカレンダー
  • 箱が大きいサンプル商品セット

特に合同説明会で配布する場合、求職者は大量のノベルティをもらっています。複数のノベルティを持ち帰ることを考慮して、なるべくコンパクトなものを選びましょう。

4.SDGsに配慮したもの

採用担当者の方はすでにご存じかもしれませんが、近年の企業選択では、SDGs(持続可能な開発目標)に関する取り組みが重要視されています。

IDEATECHが24卒就活生のSDGsに関する意識調査を実施したところ、以下の結果となりました。

  • 就職先を選ぶうえで、約5人に1人が「SDGsに対する取り組み」を重視
  • そのうち91.7%が「SDGsへの取り組みは企業選びに影響する」と回答(23卒比+2.9ポイント)
  • 24卒就活生の77.8%が「SDGs(持続可能な開発目標)」について認知(23卒比+4.7ポイント)

参考:IDEATECH「24卒就活生のSDGsに関する意識調査」

企業のイメージアップ戦略として、SDGsへの取り組みをアピールしている企業も多いでしょう。しかし、ノベルティが環境に配慮されていない素材で作られていると、企業として大幅なイメージダウンになってしまいます。

ノベルティ制作をする際は、再生紙やオーガニックコットンなど、環境にやさしい素材を意識しましょう。

採用活動で喜ばれるノベルティおすすめ18選

ここからは、採用活動で喜ばれやすいノベルティを18個紹介します。

自社に合ったものを探してみてください。

  1. クリアファイル
  2. ボールペン
  3. ペンケース
  4. ノート・メモ帳
  5. 付箋
  6. 朱肉
  7. トートバッグ
  8. エコバッグ
  9. バッグハンガー
  10. エチケットセット
  11. 汗ふきシート・除菌シート
  12. スタンドポーチ
  13. タンブラー・マグカップ
  14. スマホスタンド
  15. モバイルバッテリー
  16. マウスパッド
  17. USBメモリー
  18. ランタンライト

1.クリアファイル

クリアファイルは、各社の資料をまとめる際に有効活用できます。多くの企業説明会や面接に参加する求職者にとって、実用性のあるアイテムでしょう。

また印刷面が広いため、自社が伝えたいメッセージをアピールしやすいのも魅力です。

ただし、クリアファイルはノベルティの定番アイテムです。他社でも配布される可能性が高いため、デザイン性や機能性で差別化を図る必要があります。

例えば、以下の通りです。

  • 企業カラーで印刷する
  • 仕切りや見出しを付ける
  • バッグ型ファイルにする
  • 紙製や木製を採用にする
  • 書類の出し入れでデザインが変わるようにする

定番アイテムだからこそ、差別化することで求職者に覚えてもらいやすくなります。求職者に伝えたいメッセージがある企業におすすめなノベルティです。

2.ボールペン

クリアファイルと並ぶ定番品ですが、実用性を考慮すると、ボールペンも外せないノベルティです。

特に就活生は普段の学習でも使いやすく、他の就活生の目に触れる可能性もあります。企業の宣伝効果を発揮しやすいアイテムといえるでしょう。

求職者に喜んでもらう工夫としては、以下の要素が挙げられます。

  • 多色ボールペンにする
  • 消せるボールペンにする
  • 環境にやさしい素材を採用する
  • LED付きで防災グッズとしても使える仕様にする
  • 筆記とスマホスタンドの2WAY仕様にする
  • タッチペン付きの仕様にする

このような工夫をすれば、受け取る側に使ってもらえる可能性が高まります。

ただし、書き味が悪いボールペンは使用してもらえないでしょう。差別化も大切ですが、基本となる使い心地にこだわることも忘れてはなりません。

3.ペンケース

文房具関連でいえば、ペンケースもおすすめです。

ボールペンは配布する企業が多い定番アイテムですが、ペンケースを配布する企業は少ない傾向にあります。実用性を備えながらも差別化できるノベルティといえるでしょう。

  • スリムでおしゃれなペンケース
  • オーガニックコットンを使用したペンケース
  • 机上で立つペンケース

このようなペンケースを制作すれば、日常使いしてくれる可能性を高められます。

4.ノート・メモ帳

ノートやメモ帳も実用性の高いノベルティといえます。

特にノートやメモ帳は裏表紙にも印刷ができます。大きなデザインにしても使用者が持ち運びやすいため、日常使いしてくれる可能性が高いでしょう。

デジタル化・ペーパーレス化が進む昨今ですが、紙の質感を好むユーザーも多数存在します。また、近年は「メモ術」「ノート術」に関する本が多数出版されており、メモ帳やノートを活用するユーザーも増加中です。

特に、オンラインセミナーやテレワークが急速に増えたことで、パソコンの手前スペースに置ける「横型スリムタイプ」のノート・メモ帳が人気を集めています。そのような気の利いたアイテムを配布すれば、他社との差別化も図れるでしょう。

5.付箋

メモ術やノート術が注目されている昨今では、中身を整理するための付箋を配布するのも喜ばれる可能性が高いといえます。

また、付箋は参考書や書類整理、家計簿などでも使用されることの多いアイテムです。学生・ビジネスマン・主婦と幅広いユーザーに使用用途があることから、ターゲットを問わずに重宝されやすい傾向にあります。これは制作する側にとって魅力的でしょう。

付箋はサイズが小さく、受け取った方が持ち運びに困ることもありません。パッケージに企業名やロゴが入っていても使いづらさを感じにくいため、宣伝効果も十分に発揮できます。

企業カラーを反映させると、より自社の存在を印象付けられます。

6.朱肉

朱肉はビジネスから家庭まで幅広いニーズがあります。使用頻度はそこまで高くありませんが、もらって嬉しいアイテムのひとつといえるでしょう。

特に営業関連の仕事では、就職後も朱肉はマストアイテムになります。質の高い朱肉を配布すれば、喜ばれる可能性が高いでしょう。

7.トートバッグ

トートバッグは、各社の資料やノベルティをまとめるのに便利なアイテムです。就活や求職活動中のサブバッグとして活躍するシーンが多いでしょう。

「折りたたみ機能」「2WAY機能」など機能性にこだわれば、実用性の高いノベルティとして喜んでもらえます。サイズは資料を入れるのに適した「A4サイズ」、素材は環境に配慮した「オーガニックコットン」を選定するのがおすすめです。

ただし、派手なカラーや大きな企業ロゴを使用すると、受け取った方が使い道に困ってしまいます。普段使いしやすいシンプルデザインを心がけましょう。

8.エコバッグ

レジ袋が有料化した現代では、エコバッグの需要が急速に高まりました。生活の必需品といっても過言ではないため、もらって嬉しいノベルティのひとつになるでしょう。

すでにお気に入りのエコバッグを所持している方も多いかもしれませんが、以下のようにあえて用途を限定すると使ってもらえる可能性を高められます。

  • コンビニ弁当を入れやすい底マチが広いタイプ
  • 大きい荷物を入れやすいレジカゴタイプ
  • キャンプで使いやすい保冷・保温素材タイプ

他にも、耐久性や使い勝手にこだわることで喜んでもらえます。

エコバッグは、SDGsの取り組みをアピールするうえでも有効性が高いノベルティです。環境への配慮を大切にする企業はイメージアップにもつながるでしょう。

9.バッグハンガー

バッグハンガーは、カバンを机や棚に吊り下げるためのアイテムです。飲食店やトイレなど、カバンの置き場所に困った際に活躍します。

カバンに付けられる実用性の高いキーホルダーになるため、愛着を深めやすいのも特徴です。

さりげなく企業名を入れることで、自社をより身近に感じてもらえるでしょう。

毎日持ち歩くカバンに付けても恥ずかしくないデザインにするのがポイントです。

10.エチケットセット

エチケットセットは、ハサミ・爪切り・毛抜き・耳かきなど、身だしなみを整えるアイテムが揃ったコンパクトセットです。

いつでも気軽に身だしなみを整えられるため、男女問わずにカバンやポーチの中に常備してもらえるでしょう。携帯用ケースで自社のロゴをアピールすれば、宣伝効果も発揮します。

定番品である文房具類ばかりをもらっている求職者にとっては、一風変わった会社と認識してもらえる可能性が高いです。

11.汗ふきシート・除菌シート

汗ふきシートや除菌シートは消耗品であるため、誰もがもらって困らないノベルティといえます。企業ロゴが目立つデザインであっても、使用してくれる可能性が高いでしょう。

特に、求職者がひしめく合同説明会では、あちこち歩き回って汗をかくものです。そんなときに汗ふきシートを配布すれば「気の利く企業」として好印象を与えられます。

汗ふきシートや除菌シートは香り付きもありますが、ターゲットの幅が広い場合は、万人受けする無香料タイプを選びましょう。

12.スタンドポーチ

スタンドポーチは、文房具・コスメ・ガジェットなど幅広いものを収納できるポーチです。

使用用途が限定されないことから、年齢や性別を問わず誰がもらっても嬉しいノベルティといえます。バッグインバッグとして活用する方も多く、デザインや素材にこだわれば長く愛用してもらえるでしょう。

ペンケースと比較して印刷スペースが広いため、デザイン性を高めやすいのも魅力です。

13.タンブラー・マグカップ

自宅・オフィス・アウトドアなど、幅広いシーンで活躍するタンブラーやマグカップも人気が高いノベルティのひとつです。

汎用性が高いため、もらって嬉しいと感じる方が多いでしょう。企業ブランドの露出度も高められます。

特にタンブラーは、プラスチック削減を意識している企業として好印象を持たれやすいアイテムです。SDGsの取り組みをアピールするのに最適なノベルティといえます。

14.スマホスタンド

スマホスタンドは、スマートフォンを固定できるアイテムです。動画視聴やビデオ通話をするときや、デスク作業中に通知を見やすくしたい際に重宝されます。

近年では、オンラインセミナーやWeb会議が増えているため、スマホスタンドの配布を喜ぶ方も少なくありません。角度調整や折りたたみ機能を備えたものを選ぶと、持ち運んで使ってくれるでしょう。

15.モバイルバッテリー

デジタル化が進んでいる現代において、モバイルバッテリーは必需品といえる存在になりました。

カバンに入れておいてもかさばらず、いざとなれば他人に貸すこともできるため、ノベルティとして配られるととても喜ばれるアイテムです。

多少コストはかかってしまいますが、特別感から自社の印象を強く残せます。他社と差別化するには打ってつけなノベルティといえるでしょう。

ただし、モバイルバッテリーを選定する際は、必ず日本の電気用品安全法(PSEマーク)に適合しているかを確認してください。安全性に欠けるアイテムを配布すれば、企業のイメージダウンにつながりかねません。

16.マウスパッド

パソコン関連でいえば、マウスパッドのひとつの選択肢です。

全面にフルカラーで印刷できるため、個性的なデザインに仕上げられます。気に入ってもらえれば、自社を身近に感じてもらいやすくなるでしょう。

ただし、マウスが滑りにくいと使ってもらえません。使用してもらうためには、品質に妥協しないことがポイントです。

17.USBメモリー

コストはかかってしまいますが、USBメモリーは多くが喜ぶノベルティです。

特に就活生の場合は、卒論作成でUSBメモリーを使用する機会があります。デザイン性の高いものを制作することで、ノベルティを使用してもらえる可能性が高いでしょう。

会社案内をUSBメモリーに入れて配布すれば、効果的に自社をアピールできます。

18.ランタンライト

ランタンライトは、アウトドア・災害時・インテリアと幅広いシーンで活躍します。他社とは違うものでインパクトを残したい場合には、効果を発揮しやすいノベルティです。

近年はキャンプを楽しむ方も増加傾向にあり、ノベルティとしても人気が集まっています。アウトドア関連の企業は、自社のイメージを強く印象付けられるでしょう。

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まとめ:喜ばれるノベルティを制作して採用活動を成功させよう

ノベルティ制作で最も重要なのは「ターゲットになる求職者に喜んでもらうこと」です。

自社の存在をアピールするためには、他社と差別化を図ることも重要です。しかし、受け取った方が「使いづらい」「いらない」と感じるものを配布しても効果は薄いでしょう。

多少コストがかかっても、「センスがいい」「日常使いしたい」と感じてもらえれば、大きな宣伝効果を発揮します。優秀な人材の獲得につながれば、制作費も回収可能です。

これからノベルティ制作をするのなら、自社のターゲットを分析し、何を贈れば喜ばれるかを徹底的に考え抜きましょう。