スマホが現代で一般化した今、モバイル対応していないホームページは求められていません。スマホ対応はもはや、前提の内容と言えるでしょう。
Googleもモバイルフレンドリーと呼ばれる指標を出しており、しっかりと対応させなければいけません。
しかし、スマホ対応にかかる費用相場を知らない方も多いでしょう。
そこで本記事では、ホームページのスマホ対応にかかる費用相場について解説していきます。
この記事の内容
ホームページのスマホ対応に必要な費用相場一覧
まず、ホームページのスマホ対応にかかる費用相場を、依頼する作業ごとに紹介します。
ホームページのスマホ対応でどれくらいの費用になるのか、目安として参考にしてください。
既存ホームページのスマホ対応は1ページ1~3万円
既存のホームページをスマホでの表示に対応させる場合、かかる費用は1ページにつき1〜3万円程度です。
一般的なコーポレートサイトであれば、おおよそ10ページから15ページ程度の構成となるため、全てをスマホ表示に対応させた場合は10万円以上のコストがかかると想定されるでしょう。
50ページ以上のサイトであれば、かなりの費用となる場合があります。もし、予算が限られる場合はスマホ対応させるページとそうでないページとの取捨選択が重要でしょう。
画像調整は1枚につき3,000~7,000円
スマホでサイト表示した際、掲載されている画像を正しく表示させる画像調整の費用相場は、画像1枚につき3,000〜7,000円程度が費用相場です。
スマホ対応していないホームページをスマホで開いた場合、画像が極小になり、ズームしなければ何か確認できません。
画像を多く使用しているサイトほど、費用が嵩む点は注意しましょう。
ブレークポイントの設定・変更は1ページ5,000~1万円
ブレークポイントの設定も制作会社に依頼できますが、設定・変更にかかる費用は、1ページにつき5,000〜1万円程度です。
そもそもブレークポイントとは、画像の幅やサイズに合わせてCSSを切り替えるポイントを設定すること。ホームページのスマホ対応では欠かせない作業の一つです。
大規模なサイト構成なら、ブレークポイントの設定が必要なページとそうでないページの分別を事前に行いましょう。
レスポンシブ対応サイトの新規作成は制作会社に要相談
レスポンシブ対応とは、スマホやPC、タブレットなど、アクセス端末の画面サイズに合わせて適切な画面表示できるサイトに対応させること。あらゆる端末に対応できるため、採用している企業も増えています。
なお、レスポンシブ対応のホームページ制作を新規依頼する場合には、制作会社から見積もりを取りましょう。制作会社によって、レスポンシブ対応のサイト制作費が異なるため、予算が限られる場合は事前の確認をしてください。
ホームページのスマホ対応にかかる費用を安く抑える4つの方法
ホームページのスマホ対応にかかる費用は、サイトの規模に応じて変動します。とはいえ、少しでも費用を安く抑えたいと考えるのは自然なことでしょう。
そこでここからは、スマホ対応にかかる費用を安く抑える次の4つの方法を紹介します。
- WordPressなどのCMSを活用する
- 優先度の高いページに絞る
- ブレイクポイント数を削減する
- 格安の制作会社に依頼する
WordPressなどのCMSを活用する
まず、WordPressなどのCMSを活用しましょう。
CMSには、最初からスマホに対応したホームページの表示機能が搭載されています。そのため、Wordpressなら、別途スマホ対応の費用をかける必要はありません。
なお、CMSを利用していない場合には、スマホ対応のリニューアルを行う際、切り替えを思い切って行うことでコストの大幅な削減につながります。
優先度の高いページに絞る
そして、スマホ対応の優先度が高いページに絞って依頼する方法も有効です。
前述したように、ホームページのスマホ対応はページや画像1枚ごとの換算となります。全ページのスマホ対応は、かなり大きなコストが要するでしょう。
ユーザーがスマホでアクセスしていると想定し、どのページを見てもらいたいか厳選することで、ある程度のコスト削減ができます。
ブレイクポイント数を削減する
また、ブレイクポイントの設定する箇所と不要な箇所の分別を行い、削減する方法もあります。
事業紹介や商品紹介といったサイトの顔となるページにブレークポイントを設定し、アクセスの少ないページは非対応に留めるなど、どのページを見て欲しいか自社内で明確にしておきましょう。
格安の制作会社に依頼する
制作会社といっても、料金はまちまちです。そのため、できるだけ費用の安い制作会社に依頼をかけるのもコスト削減の手段です。
格安の会社であれば、一般的な費用相場よりも安い値段でお任せできる場合があります。
ただし、格安の制作会社はしっかりと依頼先を見極めなければいけません。中には、テンプレートの流用で業務を大幅に削減しているだけのところもありますので注意してください。
そもそもホームページのスマホ対応が必要な理由は?
多くの企業ホームページをスマホ対応にしていますが、そもそもなぜスマホ対応にする必要があるのでしょうか。
そこで、ホームページをスマホ対応に変更する3つの理由を解説していきます。
モバイルフレンドリーでないサイトは評価を下げる恐れがある
Googleはサイト評価を行う際、MFI(モバイルファーストインデックス)を基準に評価していることを公表しています。つまり、スマホページでの表示によってホームページを評価しているということです。
裏を返せば、スマホ対応にしていないホームページは評価されません。
ホームページをスマホ対応にすることで、検索エンジンからの評価改善が見込め、検索上位の獲得につながるので非常に大切です。
スマートフォンで見やすいサイトに改善できる
単純にスマホでの見づらさを改善できるのも、スマホ対応を行う理由といえます。
スマホのアスペクト比や解像度など、スペックは千差万別です。端末の性能によってはスマホ対応していないホームページを開いたとき、全体を見るためにスクロールが必要になるなど、ユーザーが不便を感じるケースも少なくありません。
スマホの画面表示に対応できるようにサイトを改善し、ユーザー視点でデメリットになる見づらさの改善が必要です。
離脱率の低下が期待できる
また、サイト離脱率の低下も期待できます。
情報通信白書の情報によると、全体のおよそ6割程度の人は、インターネットをスマホから閲覧していると公表されました。
こうした背景から、スマホ対応していないサイトは見づらく、それだけで訪問者の離脱を招きかねません。
サイトの離脱率を抑え、サイトの内容を見てもらうためにも、ホームページのスマホ対応は必須の工程と言えるでしょう。
スマホ対応ホームページの種類
スマホ対応のホームページといっても、いくつかの種類が存在します。
ここでは、ホームページをスマホ対応にする上での手法を以下の2種類紹介していきます。
- PC用のホームページと別途スマホ専用サイトを制作する
- レスポンシブデザインのホームページを制作する
自社の状況に照らし合わせながら、参考にしてみてください。
PC用のホームページと別途スマホ専用サイトを制作する
1つ目は、PC用ホームページの他に、別途スマホ専用サイトを制作する方法。イメージとしては、同じ内容のホームページをPC用とスマホ用と2種類用意する形になります。
この手法のメリットとして、各端末で綺麗に表示できるサイト制作ができる点が挙げられます。
一方、デメリットとしては制作にかかる作業が通常の2倍になります。スケジュールや予算に余裕がない場合をはじめ、基本的にはおすすめしません。
レスポンシブデザインのホームページを制作する
2つ目の方法は、レスポンシブ対応のホームページ制作です。
レスポンシブ対応であれば、制作するサイトは一つで、アクセスされた端末に応じて適切な画面表示の切り替えができます。
スマホやタブレットなど、さまざまな端末からのアクセスが想定されるなら、レスポンシブ対応のサイト制作が最も一般的な方法でしょう。
ホームページは費用をかけて必ずスマホ対応(レスポンシブ対応)にしよう
ユーザー満足度が高く、検索エンジンからの評価の高いホームページにするために、スマホ対応の工程は欠かせません。
この機会にホームページのスマホ対応を行いましょう。
なお、ワンページ株式会社ではスマホ対応のホームページはもちろん、SEOをはじめとした集客を意識した制作、運用を行います。
これからサイト制作や改善をしていきたい方は、ぜひお気軽にご相談ください。