「会社案内の作り方はどのような手順で行うの?」
「魅力的な会社案内を作成するコツを知りたい」
会社案内は、どのような企業なのか取り組みや強みを取引先や求職者に伝える資料のこと。自社と初めて接点を持つ相手に、自社独自の強みをアピールする役割があります。
とても大切な会社案内ですが、どのように作成すれば良いのでしょうか。
そこで本記事では、会社案内の作り方を7ステップで紹介します。魅力的な会社案内を作成するコツも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
この記事の内容
会社案内を作る前におさえておきたいポイント
まず、会社案内を作る前におさえておきたい4つのポイントを紹介します。
- 会社案内の役割を理解する
- 作成する目的を明確にする
- 届けるターゲット層を決定する
- 会社案内の作成費用を把握する
会社案内の役割を理解する
会社案内を作る前に、会社案内の役割を理解しましょう。
会社案内の主な役割は、以下の通りです。
- 会社のブランディング・PR
- 法人営業や展示会などへの営業
- 入社希望者に会社のアピール
会社案内に目を通す人の多くは、自社の事業内容や業界に精通していない可能性が高いです。そのため、専門用語は極力使わず、誰が読んでも理解できるような会社案内を作ることが重要です。
作成する目的を明確にする
会社案内を作成する目的の明確化も大切です。
先述した通り、会社案内には複数の役割があります。その役割に応じて、会社案内に載せるべき内容も少しずつ異なります。
例えば、新規顧客獲得に向けて会社案内を作る場合、自社独自の強みをアピールすることが大切です。
一方、採用活動に向けて会社案内を作るなら、社内の雰囲気や部署紹介など、入社後の働き方をイメージできる内容が好ましいでしょう。
このように、作成する目的によって会社案内に掲載すべき内容は異なるため、事前に決めましょう。
届けるターゲット層を決定する
会社案内を届けるターゲット層の決定も大切です。
一般ユーザーや取引先、入社希望者など、相手によって専門知識の有無や知りたい情報は異なります。
そのため、ターゲット層を決定しないと、会社案内の的が外れかねません。情報を適切に伝えるために、会社案内を届けるターゲット層を決めてください。
会社案内の作成費用を把握する
会社案内の作成費用を把握することも大切です。
会社案内の仕様や発行部数、外注範囲などによって、作成費用は変動します。業者によっても、対応可能な業務範囲や印刷部数などが異なるでしょう。
業者のホームページを確認したり、見積もりを取ったりして、会社案内の作成費用を把握しておいてください。
会社案内の作り方7ステップ
それでは、会社案内の作り方を7ステップで解説します。
- ステップ1.コンセプト設計をする
- ステップ2.掲載するコンテンツを企画する
- ステップ3.仕様やデザインを決定する
- ステップ4.作成方法を決定する
- ステップ5.コンテンツ・素材を作成する
- ステップ6.校正する
- ステップ7.印刷する
ステップ1.コンセプト設計をする
まず、会社案内のコンセプト設計をしましょう。
先述したように、会社案内の役割によって、会社案内に掲載すべき内容が決まります。
何を目的に、誰に向けた会社案内を作るのかを、具体的に設定してください。
ステップ2.掲載するコンテンツを企画する
コンセプトが決まったら、掲載するコンテンツを企画しましょう。
会社案内に掲載される主なコンテンツは、以下の通りです。
- 会社概要
- 企業理念
- 沿革
- 代表あいさつ
- 商品やサービスの紹介
- 部署紹介
- 社員紹介
- 社内の様子
会社案内の作成目的に合わせて、コンテンツを取捨選択してください。
ステップ3.仕様やデザインを決定する
会社案内の仕様やデザインを決定します。
サイズや体裁などの違いによって、会社案内の印象は大きく変わります。仕様やデザインは、ターゲット層の興味を惹くものを選びましょう。
ステップ4.作成方法を決定する
会社案内の大まかな内容を決めたら、作成方法を決めます。
会社案内の作成方法は、自社作成と制作会社への依頼の2つに大きく分けられます。仕様やデザイン、予算などを総合的に考慮して、制作方法を決めてください。
ステップ5.コンテンツ・素材を作成する
会社案内に掲載する、コンテンツや素材を作成します。
社員インタビューや社員同士の対談、写真撮影などを必要に応じて行いながら、ターゲット層が知りたい情報をコンテンツに盛り込みましょう。
ステップ6.校正する
コンテンツ・素材作成が一通り終わったら、校正作業を行います。
誤字脱字や情報のファクトチェック、適切な画像が使われているかどうかなどを、入念に確認してください。
校正する際は複数人で多重チェックを行い、間違った内容のまま印刷作業に入らないように注意しましょう。
ステップ7.印刷する
校正が終わったら、最後に会社案内を印刷します。
会社案内を実際に印刷すると、イメージしていた色味とは異なる場合があります。事前にテスト印刷をして色校正や仕上がりを確認してから、本印刷を行いましょう。
魅力的な会社案内を作るコツ
ここからは、魅力的な会社案内を作る3つのコツを紹介します。
- ユーザー目線を心がける
- 他社の会社案内を分析・参考にする
- デザインに凝りすぎないように注意する
ユーザー目線を心がける
魅力的な会社案内を作るうえで忘れてはいけないのが、ユーザー目線を心がけること。想定ユーザーにとって、見やすいレイアウトやデザイン、わかりやすい文章で会社案内を作りましょう。
また、想定ユーザーの知識量や知りたい情報に合わせて、表現の専門性や掲載するコンテンツ比重の調整も重要です。
他社の会社案内を分析・参考にする
他社の会社案内を分析・参考にすることで、制作に必要な情報を判断しやすくなります。
他社が会社の魅力をどのように発信しているか確認し、自社が独自に持つ強みのアピールにつなげましょう。
なお、他社の会社案内を参考にする際は、レイアウトや文面をそのまま真似しないように注意してください。
デザインに凝りすぎないように注意する
また、デザインの凝りすぎには、注意が必要です。
会社案内のデザインは、想定ユーザーの興味を惹くものが好ましいです。しかし、デザインに凝りすぎてしまうと、企業のイメージを壊しかねません。
落ち着いた印象の配色やシンプルなレイアウトを意識しつつ、信頼感や安心感を与えられる会社案内を作りましょう。
会社案内を自作する時に使えるテンプレート
では最後に、会社案内を自作する時に使えるテンプレートを紹介します。
- Canva
- PowerPoint
Canva
Canvaは、オンラインで使える無料のグラフィックデザインツールです。標準装備されているさまざまな素材を使って、誰でも簡単に資料などをデザインできます。
Canvaでは、会社概要テンプレートが8,000種類以上も提供されています。
会社概要テンプレートを使うことで、デザインが未経験の方でも短時間で高品質な会社案内の作成が期待できます。
PowerPoint
プレゼンテーションソフトウェアとして知られるPowerPointでも、会社案内を自作できます。
インターネット上には、会社案内のテンプレートをPowerPoint形式で公開しているサイトが存在します。
自社に合ったテンプレートをダウンロードし、PowerPointで編集すれば、クオリティの高い会社案内が作成できるでしょう。
まとめ:会社案内の作り方をマスターして企業の魅力を発信しよう
会社案内は、作成の目的や想定ユーザーを明確化し、わかりやすく正確に作成することが大切です。
正しい会社案内の作り方をマスターして、自社の魅力を最大限にアピールできる資料作りに役立てましょう。