口コミや評判が経営に大きな影響を及ぼす実店舗。インターネットが普及した中で、飲食店や整骨院などの実店舗で、口コミや評判がGoogleにも多く寄せられています。
良い口コミは、ユーザーにポジティブな印象を与えられます。しかし残念ながら、全ての口コミが良い内容とは限りません。
特に、悪意ある口コミによって、大きな被害を被っている実店舗も少なくないでしょう。こうした口コミには迅速な対応が欠かせません。
そこで、本記事ではGoogleで悪意ある口コミの削除方法を3つ紹介します。また、口コミの対処法も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
この記事の内容
Googleで口コミの削除方法3選
では早速、Googleに投稿された悪意ある口コミの削除方法を3つ紹介します。
- Google検索で報告する
- Googleビジネスプロフィールから報告する
- Googleマップから報告する
Google検索で報告する
まず、Google検索から報告する方法があります。
報告する手順は、以下の通りです。
- Googleから対象の実店舗を検索する
- 店舗の説明欄にある「Googleの口コミ」を選択する
- 削除したい口コミをクリックする
- 右側の3点リーダーから「レビューを報告」を選択する
- 「口コミを報告」から該当する違反の種類を選択する
この方法なら、Googleビジネスプロフィールを登録している必要はありません。一般アカウントから申請ができます。
Googleビジネスプロフィールから報告する
続いて、Googleビジネスプロフィールに登録しているケースでの方法を紹介します。
Googleビジネスプロフィールから報告する手順は、以下の通りです。
- Googleビジネスプロフィールの「クチコミ」を選択する
- 「不適切なクチコミを報告」を選択する
- 削除申請する口コミを選択する
- 「送信」ボタンをクリックする
Googleビジネスプロフィールに登録している場合は、4ステップで削除依頼ができます。
なお、削除までに3営業日がかかるとされているものの、実際にはもう少しかかる恐れもあるので、把握しておきましょう。
Googleマップから報告する
Googleマップからも口コミの報告ができます。
Googleマップから報告する手順は、以下の3ステップです。
- Googleマップで店舗名を検索する
- 削除申請する口コミを選択する
- 3点リーダーから「レビューを報告」をクリックする
Googleマップからも手軽に削除申請ができます。
この方法も他の方法と変わらず、すぐに削除されるとは限らないことは把握しておいてください。
Googleで口コミ削除が可能なコンテンツ
Googleで削除申請できる口コミですが、都合が悪い内容だからといって全て適用されるとは限りません。
ネガティブな口コミであっても、それが事実なら削除申請しても承認されないでしょう。
では、Googleの削除対象となる9つの口コミについて、Googleポリシーの内容をもとに紹介します。
- スパムや虚偽コンテンツ
- 制限されたコンテンツ
- 関連性がないコンテンツ
- 違法なコンテンツ
- 露骨な性表現コンテンツ
- 危険なコンテンツや中傷的なコンテンツ
- テロリストのコンテンツ
- なりすまし
- 利害に関する問題
スパムや虚偽コンテンツ
Googleは、記載できる口コミは実体験に基づくものでなければならないとしています。
よって、同じコメントを連投する「荒らし行為」や嘘の内容を投稿するといった口コミは、スパムや虚偽に該当します。
明らかに、事実無根で迷惑を被る内容であれば、削除される可能性は高いでしょう。
制限されたコンテンツ
特定のエリアで規制されている商品の口コミは制限されたコンテンツであり、投稿できません。
具体的には、以下のような商品が規制対象となります。
- アルコール
- タバコ
- 健康器具や医療機器
- ギャンブル
- 規制されている医薬品
- 銃
- 成人向けのサービス
- 金融サービス
こうした商品の口コミに該当するものは、削除されるでしょう。
関連性がないコンテンツ
投稿先の店舗と全く無関係なコンテンツも削除の対象です。
具体的には、飲食店の口コミ欄に全く関連のない会社の写真や苦情の投稿などが挙げられます。
このような全く関連性が無いと判断されたものは削除されます。
違法なコンテンツ
違法なコンテンツもGoogleポリシーに反すると定められています。
違法なコンテンツとは、主に以下の通りです。
- 著作権を含む他者の法的権利を侵害する画像やコンテンツ
- 性的虐待に関するコンテンツ
- 性的な意味合いで子供を表現しているあらゆるコンテンツ
- レイプなど危険行為や違法行為を描写したコンテンツ
- 薬物など違法な商品やサービス
- 露骨な暴力などを描写した画像や暴力を助長する画像
こうしたコンテンツは違法であり、削除の対象となります。
露骨な性表現コンテンツ
露骨な性表現がされているコンテンツも削除されます。
性的なコンテンツと判断される内容は、以下の通りです。
- 性的な表現やポルノに該当する画像や文章
- 暴力や流血やそれらを助長するコンテンツ
こうした性表現コンテンツも削除の対象です。
危険なコンテンツや中傷的なコンテンツ
危険なコンテンツや中傷的なコンテンツもGoogleポリシーに反します。
具体的には、特定の人物への脅しや危害を加える動を冗長する表現、晒し行為やハラスメントとなるコンテンツの投稿が挙げられます。
また、個人やグループへの誹謗中傷や威嚇的な内容の口コミも削除の対象となります。
テロリストのコンテンツ
テロリストによる口コミも禁止されており、見つかり次第削除されます。
また、テロリストのために作成された口コミも該当します。
なりすまし
他社へのなりすましは、他のユーザーを混乱させ、不利益な情報の提供につながるため削除対象です。
また、正しいと証明されている情報でも、他人になりすました発信はできません。よって、他人が発信した情報を、そのままマネして投稿する行為も禁止されています。
利害に関する問題
ライバル店が意図的に悪い口コミを書く、利害に関する問題もGoogleの方針に反するため削除の対象です。
自分たちが利益を得るために、嘘の情報を拡散させる印象操作は、ユーザーに対して誤った情報提供につながります。こうした嫌がらせ行為は、公正ではなく競争を脅かしかねません。
Googleではこのような口コミは禁止されているため、削除の対象となります。
Googleの口コミ削除を図るうえでの注意点
Googleの口コミ削除を図るうえでの注意点を3つ紹介します。
- 1つの口コミにつき一度の申請をする
- 必ず削除されるとは限らないことを把握する
- 報告に理由を記載できない
1つの口コミにつき一度の申請をする
1つの口コミにつき、一度の申請におさえるようにしましょう。繰り返し申請しても結果が覆ることはなく、迷惑行為と捉えられ、アカウントを削除される恐れがあります。
口コミ削除が反映されるまでは時間がかかる場合もあります。なかなか反映されないからといって、焦って2回以上申請することがないように注意してください。
口コミが消えなければ、起点を変えて「良い口コミを増やすにはどうすべきか?」を検討しましょう。
必ず削除されるとは限らないことを把握する
また、Googleに削除申請しても、必ずしも反映されるとは限りません。削除対象は、Googleポリシーに違反したとみなされる口コミのみです。
内容に不満があるだけでは、削除対象とはならないでしょう。例えば「商品の品質が悪い」「店員の雰囲気が最悪」などの店舗や従業員、サービス内容に関する口コミは削除されない可能性が高いです。
こうした事象が起こる理由は以下の通りです。
- 投稿内容が時事と異なるか判断できない
- 顧客体験に関し、どちらの意見が正しいか確実に判断できない
よって、削除申請をしても覆ることはないと把握しておきましょう。
なお、クチコミ管理ツールの活用で、一度だけを活用した再審査リクエストが可能です。再審査請求が完了したら、メールにて結果を受け取れます。
この時点で、Googleポリシーに違反していると判断されれば削除されますが、必ずしも承認されるとは限りません。
削除申請は、原則一度のみと把握しておきましょう。
報告に理由を記載できない
Googleの口コミ削除申請は、報告理由を記載できません。違反行為は選択可能ですが、詳細を記入することはできないので注意しましょう。
よって、Google側が削除申請の意図を100%汲み取れるわけではありません。問題点を伝えられず、Google側に問題ないと判断される可能性があります。
Googleのネガティブな口コミへの対処法
では最後に、口コミを削除してもらえなかった場合の対処法を4つ紹介します。
- ネガティブな口コミにも誠意を持って返信する
- ポジティブな口コミ数を増やす
- Googleビジネスプロフィールを充実させる
- 風評被害対策を行う会社に相談する
ネガティブな口コミにも誠意を持って返信する
まず、ネガティブな口コミに対して、誠意を持って返信することが大切です。誠意を持った対応により、「丁寧」「声を汲み取ってくれる」と印象に大きな変化を与える可能性があります。
「悪い口コミだから削除したい」という判断も良いですが、ネガティブなものに真摯に向き合うことで、プラスに変えられるケースもあるでしょう。
もちろん、事実無根な内容の口コミには、削除申請がベターでしょう。
しかし、少しでも改善余地がある内容なら、丁寧な対応を心がけてみてください。
ポジティブな口コミ数を増やす
悪い口コミが削除されないなら、ポジティブなレビューを増やすのも得策です。
全体として良い口コミが多ければ、店舗の印象は上向きます。1つの悪い口コミに対応を追われるよりも、良い口コミを増やすことに注力すれば、中長期的に見てもプラスに働くでしょう。
ただし、サクラへの依頼や自作自演による良い口コミの生成は、絶対にしてはいけません。
サービス提供を意識し、自然な形で良質な口コミを増やせるように取り組んでいきましょう。
Googleビジネスプロフィールを充実させる
また、Googleビジネスプロフィールを充実させることも大切です。
Googleビジネスプロフィールに記載される内容は、ユーザーの投稿内容をもとに自動生成される可能性もあります。そのため、事実とは異なる内容が記載される可能性もゼロではありません。
そこで、事前に店舗のオーナー自身が店舗情報など詳しく記載することが必要です。
加えて、店舗に関する情報の詳細が記載されていると信頼性の向上にもつながります。ユーザーに対するアピールにもなるでしょう。
なお、Googleビジネスプロフィールの登録や運用について不安な方は、運用代行サービスを利用する手もあります。
会社を慎重に選んだうえで、運用代行サービスの活用を検討してみてください。
風評被害対策を行う会社に相談する
そして、風評被害対策を行う会社への相談も有効です。風評被害対策を行う会社は、実績と経験も豊富にあるため、適切な対策の実行が期待できるでしょう。
ワンページ株式会社では、風評被害にあった企業のブランドを守り、早期解決に導くサポートをしています。
早期解決を目指すうえで、何をすべきなのか?の戦略を緻密に練り、信頼損失を防ぎます。
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まとめ:Googleの口コミ削除は慎重に実施しよう
口コミは、Webマーケティングにとって欠かせない要素です。だからこそ、悪意ある口コミが企業に与える影響は計り知れません。
そこで、Googleの口コミ削除は慎重に実施しましょう。
誤った方法で申請すれば、削除されないことはもちろん、アカウントを失いかねません。もし自分で行うのが不安な方は、ぜひワンページ株式会社へご相談ください。
風評被害対策の知識があるスタッフが、一貫してサポートいたします。
悪質な口コミは早急に対処して、適切に処理ができるようにしましょう。