ホームページはなぜ必要？コーポレートサイト制作ご依頼時の「3つの目的」

これまでも何度かお話してきましたが、企業がホームページを持つ「目的」とは何でしょうか？企業様がワンページにコーポレートサイト制作・リニューアルのご依頼をされる目的は、おもに3つあります。

①会社案内・自社のブランディングができるサイトが欲しい
②お客様がより集まるサイトを作って欲しい

以上の2点はホームページを持っている企業様の約9割が挙げている「コーポレートサイト」の目的ですが、もう1点。

③採用に効果がある、人が集まるサイトを作って欲しい

コーポレートサイトを制作する際、自社アピールや集客・新規の顧客獲得に焦点を当てがちですが「人材の採用」という目的は会社案内に次いで多く挙げられており、非常に大きな割合を占めています。

この記事の内容

コーポレートサイトの価値
採用とコーポレートサイト
- 採用市場のいま
- 「働きたい」という顧客
自社のファンを作る
コーポレートサイトはメリット大

コーポレートサイトの価値

現在、自社のホームページを開設している企業は全体の約9割にものぼると言われています。インターネットが誕生したばかりの20年前にはほぼゼロであった事を考えると、このネット社会においてホームページがいかに重要性の高いものであるがよく分かりますね。

いまや企業のあらゆるPRのためにコーポレートサイトは欠かせないものになっています。

採用とコーポレートサイト

では、多くの企業がホームページの運用目的として挙げている採用活動とコーポレートサイトにはどのような関係があるのでしょうか。

「採用活動は、求人媒体に情報を掲載しているから大丈夫」とお考えの企業様もまだまだ多いのが現状です。しかし、コーポレートサイトと採用活動をリンクさせることで、自社の採用の精度にも大きく影響してきます。

コーポレートサイトはユーザーへ自社アピール・商品のアピールをして顧客獲得をするのに非常に効果的ですが、「自社で働きたい人を集める」という視点からもコーポレートサイト制作を考えてみましょう。

採用市場のいま

採用市場はいまや「売り手市場」。かつてのように人気の高い求人媒体に求人広告を掲載する・学校へ求人票を送るだけでどんどん人が集まる時代ではなくなってきています。ただ待っているだけで就職希望者が集まる世の中ではないのです。従来の手法に加え、自社がいかに魅力的な企業であるか、いかに充実した仕事ができる企業なのかをアピールし、差別化を図っていかなければなりません。

採用活動のための広報ツールが多様化している現代、コーポレートサイトは非常に効果的であると言えます。

「働きたい」という顧客

例えば、自分が就職または転職のための活動をしなければならないと考えてみてください。何をもって働きたい企業を決めるかは人それぞれではありますが、ほぼ同じような条件の企業の求人情報がいくつかあったとしましょう。

A社：給与・勤務地・待遇などの採用に関する情報のみ。
B社：採用情報に加え企業のホームページもあるが、事務的でどんな企業なのかいまひとつ分かりづらい。
C社：採用情報・企業ホームページがあり製品やサービスの魅力、経営者の理念や商品開発の歴史が見られる。

さて、どの企業に履歴書を送りたくなりますか？おそらくほとんどの人がC社と答えるでしょう。

商品を購入したり、サービスを受けるユーザーが顧客である事はもちろんですが、求職者もまた「顧客」なのです。

就職活動中の「顧客」に「この企業で働きたい！」「自分のこのスキルをこの会社で活かしたい！」と思ってもらう意欲につなげる事が、コーポレートサイトの意義のひとつなのだと考えていただきたいと思います。

自社のファンを作る

企業の良さを存分に伝えるコーポレートサイトを持つメリットは、ひとことでまとめると「あらゆる人を企業のファンにする」という事ではないでしょうか。

サイトを見て企業に興味を持つ、商品やサービスに魅力を感じた人はまず問い合わせなどの過程を経て、「購入アクション」を起こす顧客へと成長します。これが求人者であれば企業に興味を持ち、この製品を作ってみたい！このサービスを提供する側になりたい！という気持ちを持ってもらう事で、「応募アクション」を起こす顧客となってくれるのです。

消費者も求人者も自社のファンになってもらうことで、購入・応募アクションを起こす顧客がグッと増えるでしょう。魅力的なコーポレートサイトはあらゆるニーズに対して非常に有効な手段です。