コンテンツプランニングの成功はユーザーニーズの把握から

SEOやマーケティングにおいてはコンテンツの充実化が非常に重要であることはこれまでもお話ししてきましたが、とにかくブログを更新すればいい!WEBコンテンツを増やせばいい!だけでは、まったく意味をなしません。

SEO対策に役立てるべきコンテンツ【令和最新版】」でご紹介したように、ユーザーに求められる情報をブログやWEBコンテンツで発信することこそが、SEOの本質です。

 

コンテンツマーケティングの本質

ただ求められている情報を発信するのではなく、ユーザーが「見てよかった」と感じるコンテンツを発信することが、コンテンツマーケティングの本質です。よかった!と思う基準は、「役に立った」「楽しめた」「求めていた情報が手に入った」などさまざま。

ユーザーにとって価値のあるコンテンツであれば、自社の信頼を確固たるものにしファンを獲得し、最終的には売り上げに直結する行動へつながります。

コンテンツの発信方法

そのためにはまず自社に求められているものを正しく分析することが大切ですが、「どんなものを、どんな時に、どんなユーザーが見るのか」をプランニングしたうえでコンテンツを制作することです。

ここでは「BtoB」「BtoC」の2つの事例をご紹介します。

①BtoB

BtoB…Business to Businessの略。

オフィス向けOA機器メーカーの事例

ターゲットが企業となるBtoB。この事例では、オフィスへのOA機器の販売や、機器を導入している企業へのサポートやケアが主な目的となります。

「複合機を新調しよう」「コピー機使いづらいな」「プリンターの設定変更どうするの?」など、オフィス用機器について検討やケアを必要としている時、オフィスで働いている人が、オフィスの環境からアクセスするというのが一般的に想定される環境です。

このケースでは、最新型複合機の機能を紹介したり、よくあるトラブルシューティング・業務効率化のための便利な使用方法など、オフィスで役に立つノウハウやOA機器の情報が価値のあるコンテンツとして受け入れられるはずです。

また、主にオフィスの環境で検索・アクセスすることが想定されるため、スマホよりもPCからの閲覧に特化している方がよい場合もあります。

②BtoC

BtoC…Business to Consumerの略。

レストランチェーンの事例

BtoCのターゲットは一般の消費者。この事例では日常のさまざまなシーンで自社を利用するであろう消費者が対象です。ある程度自社の認知度を高くしておくことも求められます。

「●●レストランができたけど、どんなメニューがあるかな」「今度の飲み会に××はどうかな」「この近くでランチできるお店を探そう」など幅広いシーンでの利用が考えられますので、スマホ・PCのどちらにも特化するべきといえます。

レギュラーメニューの紹介をはじめ、現在地近くの店舗やキッズメニューのある店舗・駐車場ありの店舗を絞って検索可能などユーザーのニーズに合った条件の店舗を提示することでスムーズに誘導できますし、季節限定のメニューやキャンペーン・お得に利用できるクーポンを配信すればさらにユーザーの興味を引き、実際に店舗に足を運んでもらうきっかけとなります。

また、季節のメニューが食べたいな、飲み会のお店どこにしよう、と漠然と検索しているユーザーの目にも止まるようになり、必然的に認知度もUPすることが見込めます。

コンテンツプランニングのメリット

正しいプランニングの後にあるコンテンツの充実化は企業の信頼度を上げることを先ほどお話しましたが、信頼度がUPすることで「オフィス機器と言えば●●」「これを食べるなら××」など、長期的な信頼関係を築けますし、そういった場合必ず「コピー機を新調するなら●●へ依頼しましょう」「パスタ食べたい?じゃあ××に行こう!」と人を呼んでくれます。

莫大な広告コストをかけずとも、自然とユーザーがユーザーを呼び「宣伝」してくれるのが、コンテンツプランニングの大きなメリットでもあります。

信頼を得るためにはただ自社をPRする・製品をアピールするだけではなく、正確にターゲットのもとへ情報が届き、それが役に立った・楽しいと思わせることです。自身にとって利益をもたらす情報を提供する企業への信頼は非常に大きく、長期的なものとなるでしょう。

まとめ

ご自身の生活のなかで、「あの作家さん、今度の新刊もすごくおもしろかった!」「〇〇課長はとても頼りになる方だから、相談してみたら?」と考えたり人と話したりすることがあると思います。それがコンテンツプランニングの成功例・得られるメリットとまったく同じ考え方です。

コンテンツを充実させることはとても重要です。そのコンテンツを最適のタイミング・ケース・ターゲットに届ける、それまでがコンテンツマーケティングの完成形であることを、しっかりと頭に入れておいていただきたいと思います。