オウンドメディアリクルーティング実践へのステップもいよいよクライマックス。前回はコンテンツの具体的な柱となる「ジョブディスクリプション」と「シェアードバリューコンテンツ」をご紹介しました。
今回は、シェアードバリューコンテンツの軸となる「パーパスコンテンツ」と「カルチャーコンテンツ」について考えていきたいと思います。
目次
パーパスコンテンツについて
パーパスコンテンツとは?
パーパス(purpose)とは日本語に訳すと目的・目標・意図といった意味を持つ言葉で、オウンドメディアリクルーティングにおいては「企業理念」と言えば、イメージしやすいでしょうか。
具体的には「経営理念」「自社の目標」「自社の社会での存在意義」「経営者・経営陣へのインタビュー」などがパーパスコンテンツですが、難しく堅苦しいイメージをお持ちの方も多いかもしれません。
例えば、大手生活用品メーカーの有名なフレーズ「おはようからおやすみまで、暮らしをみつめる・・・」を知らない人はいないでしょう。これこそ「わが社の製品で毎日気持ちよく過ごして欲しい」という経営理念・目標・社会での存在意義を表しているパーパスコンテンツなのです。
リアルな声を伝える
自社の理念や目標を伝えて、同じ価値を共有できる求職者に来てもらうことがこのコンテンツの最大の目的ですが、その考えをつらつらと書いておけばよいというものではありません。それだけでは、求職者の共感を得にくいことが多いからです。
一番良いのは、起業のきっかけとなった経験、立ち上げた時の想い、現在までのエピソードなどを経営者や現役社員が「自らの言葉」で発信することです。
「企業が」こう考えているということよりも、こう考えている「人が」企業を動かしているという印象の方が求職者の心をつかみ、距離がぐんと縮まります。
動きとして伝える
声として伝えるとは言え、要点のつかめないダラダラとしたスピーチを最後まで聞く気にはなれませんし、興味も湧きませんよね。
■どのようなきっかけで起業を考え、どのようなステップを踏み創業に至ったか
■現在の理念をかかげるようになった理由
■入社を決めた理由から現在までの紆余曲折・その中で見つけた今後の目標
こういった内容を物語として動きをつけて伝えることで、共感の先にある理解を得ることができるでしょう。動画コンテンツとして発信するのも非常に効果的です。
カルチャーコンテンツについて
カルチャーコンテンツとは?
カルチャーとは、ご存知の通り文化ですね。企業の文化と言えば社風・働き方・行動様式・評価制度など「どのような環境で仕事をしているか」ということになります。
企業の想いに共感・理解を得た後は、求職者に「実際にこの会社で働く自分」を具体的に思い描いてもらうことが重要になります。
社内のあらゆる面を伝える
こちらもリアルな声をインタビューとして発信することが効果的です。ただし経営者やトップの経営陣だけでは実際の現場の雰囲気や働き方が伝わりづらく、かえって敬遠されてしまいかねません。
さまざまなポジション・職種・経歴・年齢の社員がそれぞれの声を発信すると、社内のさまざなま角度の社風・雰囲気・働き方が見えてくるはずです。
普段どのように働いているか・どのような経験を積んできたか・入社前に感じていたこと・壁にどう立ち向かってきたかを見ることができますし、これらを多く伝えることで起業の「透明化」を印象付けることができるでしょう。
福利厚生は丁寧に伝える
目標・意欲を持って働けることの他に「安心して働ける」ことも忘れてはいけない大切なことです。子育て中でも働ける?プライベートの時間は取れる?ステップアップのために資格取得が必要になった場合は?など、従業員を支える制度の充実度が占めるバイアスは、年々大きくなってきています。
基本的な福利厚生はもちろん、利用できる社内制度や実際に利用した社員の体験談・社内イベントに参加した社員の声など積極的に発信していきましょう!
想いに共感し、自身の働く姿をイメージした求職者の興味を惹き「この会社で働きたい!」「この会社なら安心して働ける!」と応募に繋がる、非常に重要なコンテンツですので、ここは丁寧に。
まとめ
シェアードバリューコンテンツを構成する「パーパスコンテンツ」と「カルチャーコンテンツ」についてお伝えしました。このふたつは、求職者を動かす直接の動機に繋がるものですので、オウンドメディアリクルーティングにおいては最も気を使うべきポイントです。
これらを発信するにあたって、どんな手段を選べばいいの?どんなコンテンツを用意すればいいの?と疑問をお持ちの企業さまも、お任せください。
オウンドメディアリクルーティングを絶対に成功させたい!とお考えの採用担当者さま、まずはワンページへお問い合わせください。

かなぴょん
